2022年4月3日:豊後国分寺のお花見
今年も豊後国分寺の遺跡公園の桜を見に来ることが出来ました。入口の駐車場には車が一杯でこんなに大勢の人が?とびっくりしましたが、広い広い公園は、驚くほどの人では無かったです。
桜の花はとても見事な満開です。風が吹くと花びらが散ります。
園内の溝を見ると、花びらのピンク色が重なりあって本当に美しかったです。 
今年の珍しいことは、あちこちでテントでお花見をしている家族があったこと、また、椅子やテーブルを持ち出して、ゲームをしたり、コーヒーを飲んでいたりと、今までに無い舞台装置での御花見に驚く。高原や山ではソロキャンプが流行っているとか、家族でのキャンプな ど、コロナ禍の過ごし方として気に入られているようです。
 そんな今年の花見に驚きながら、私たちも二人で御花見が出来ることの幸せを噛みしめました。
桜はやはり青空に似合いますね。ここは、三方が桜に囲まれて本当に美しいです。 
  私たちの好きな静かな古いお寺のある方へやってきました。古いも古い、豊後国分寺の七重の塔が建っていたと言われる処です。
陶板の案内に、七重の塔の礎石の場所、また塔の組まれ方などが描かれています。

目の前に塔が無いだけに、思いを巡らしながら見るのは本当に貴重なことです。 
本当に桜が美しいです。今年一番の御花見スポットでしょうか。家族連れの輪が出来ていることもうれしいことです。 
豊後国分寺の大きな伽藍などがあったという広場です。大きな木が枝を広げています。まだ余り新芽も出ていませんがそのうちに緑の木になっていることと思います。こういう裸木の樹形を見るのも大好きです。 
今年も連翹の花が満開です。きれいな黄色のお花がびっしりとついています。はるか後ろには、歴史資料館の大屋根が見えます。豊後国分寺の盛大だった時にも、きっとこういう感じで見られたのでは無いかと思いますととても楽しくなります。 
大広場の向こうに今まで見て回った桜が続いて見えます。豪華な景色です。 
 
 これは大広場と、歴史資料館の裏庭を隔てる垣根です。ベニカナメの立派な生垣です。光線の具合でベニカナメが美しく輝きます。
 この大広場にあった建物の位置や大きさ、そして発掘された遺物などが書かれています。本当に今から1200年ほど前には、ここを烏帽子を被った人や、袈裟を着たお坊様などがゆっくりと歩かれていたのですね。
 裏から見た歴史資料館です。大きな屋根です。そして屋根のてっぺんには、鵄尾が置かれています。
御花見をしてゆっくりと楽しんだ後、道路へ出てきたら、目の前の豊後国分寺駅に赤と黄色の電車が止まりました。周りの麦畑とコントラスが明るくとても美しいです。
麦畑の麦ももう穂が出ています。本当に一面麦畑の美しいこと、豊後の春は素晴らしいです。
電車も行ってしまったので、帰ろうかな?でも、こんなに良い天気、家に帰るのはもう少し後でも良いかなと、久し振りの道を走りました。

確か佐藤農園はこの辺りと、スピードを緩めて走ります。看板がありました。今は「むかし野菜の邑」と言うそうです。その看板の所を曲がると、佐藤農園へ行けます。 
以前はよくこちらへ来ていました。お野菜を頂いたり、買ったり、少しずつ畑が増えて、システム化もされているお話など聞かせて頂くのが楽しかったです。
お野菜がきれいに揃って育っています。 
佐藤氏が働かれていました。今日はもう家に帰ったんですよ、私一人です。と、お野菜などを見せて下さった。ここは、玉ねぎ、蕪の畑? 
こちらはブロッコリーの株です。わき目が次々と出来ている、とてもおいしいよと、もいで下さる。 
畑から立ち上がって東を見ると、目の前にドンという感じで鶴見岳、そしてその左に由布岳が見えた。いつも見る由布岳、鶴見岳より、グンと近いような気がする。 
 やはり由布岳をしっかり写したいと少し動くと、裾野を伸ばして雄大な由布岳がありました。
色々お野菜を採って下さって、頂きました。プーンと緑の匂いがします。さあ、今夜は何にして頂こうかしらとうれしいです。
坂を下ってJRの豊後国分駅の踏切に来ました。前に見える山は霊山です。この山も、霊山寺というお寺があって、修行僧が居たそうで、今は青少年たちが学校からよく登る、やはり修行の山となっています。 
今日、佐藤氏が下さったお野菜です。緑が濃いいです。 セロリ、芽キャベツ、ブロッコリー、どう料理するかより、いかにこの野菜らしく頂くか、の方が大事です。シンプルによく洗って、さっと湯がいて新しいうちに頂く、本当にツヤツヤおいしく頂きました。
今日は、我が家の庭の蘇芳がとても良い色に輝いていました。いよいよ、命漲る春になりました。庭仕事に精を出したいなと思います。