2022年2月9日:お地蔵様
夫が歩きに出た、私も行こう、追いかけたら間に合うかな?と歩き始めたが、姿が見えない。帰り道にもなるのでとあちこちに目が動く。青い空に冬枯れの木の枝が面白い。何かがあちこちにぶら下がっている枝がある。ヤドリギかしら?と面白いねとカメラに納める。 
隣の枝にもまた違う形の面白いものがからみついている。手で触るとすっかりどらいになっているので、シャラシャラと音がして握ると、シュワッとつぶれて粉になって落ちる。こういう物の名前を知りたいなと思います。
辺りにはいろいろと面白い枯れ枝のオブジェと言いたいものがあって飽きないです。 
一見、枯れ木のようですが、そこにはちゃんと冬の間にも、春の準備が進められている。そう思うと、樹木の営みは神秘的だなと思います。 
  
住宅地の道路から、脇道へ入ってみる。住宅地のヘリにあたる傾斜地、下っていくと、まるでゲートのような樹木の間から由布岳が見えた。びっくり、足元に気を付けながら少し下って行って、写真を写した。
 その続きには、面白い枝ぶりの木がまるでダンスを踊っているように立っていた。
 蝋梅が、少し枯れ花もつけてまだまだ咲いていた。蝋梅と呼ばれる所以の蝋細工のような花びらがとても美しい。
下っていく道がまた左右に小道を作っている。曲がり角に「猿田彦大神」と彫られた石板が3体立っている。猿田彦神社というのは聞くことがあるが、ここはお社を建てるほどでは無いが集落の角で守り神として建てているのでしょうか。 
誘われるようにその路地へ入ってみる、上の住宅地に住んでいるのに、蝋梅の花は良く見に来ていたのに、この路地へ足を踏み入れるのは始めてだ。井路があり、きれいな水が流れていた。 
苔むした石段が築かれている。
この石段を上ると上に家がある。いつごろからの住宅か、 家はいずれもここに建って長くなると感じられる。数軒同じ苗字のお家がある、その中のどれかのお家が私たちが住宅地に家を建てて引っ越してきた後、小1の息子が剣道練習でお世話になった先生がいらっしゃるはず、剣道で鍛えた体で今もお元気だとうれしいですが。
道をまた進んでいく、先は左右に分かれる道になっている、大きくカーブした 方の道の前に何かが見える。祠のようだ。
 
近寄ってみた。古そうな立派な祠の中に赤い涎掛けをかけたお地蔵様が祀ってあったあった。祠の縁は赤い色が塗られている。その赤が鮮明に残っているというのが凄いなと思った。家は少ししか建っていないが、信仰篤く大事にされているのでしょう。

こんな静かな集落があったことが、何ともさわやかな気持ちがしてうれしかった。守られている土地だなと思った。

あんまりゆっくりとあちこち見て回ったので、とうとう、家まで夫に追いつけず〜〜〜でした。