2021年11月25日:二階堂美術館へ
今朝は良く冷えてましたが、風もなく、気持ち良い日になりそう。お友達から二階堂美術館の招待券を頂いていたので、思い切って出かけることにしました。
我が家から、大分川を渡って、大きな坂道を登って、別府湾へと下る道、国道10号線に出る所には、柞原神社への参拝の大鳥居が立っています。それをくぐって左折、海沿いの気持ちの良い国道10号線に出ます。
  
右手に海を見ながら、別府の街を過ぎ、日出へと走ります。途中には、ハワイのような雰囲気のヤシの木が並ぶ道路があります。ここを走る時は必ず写真を写したくなる、夫に頼んで写してもらった。
今日のお昼は、いつも気になっていた国道沿いのサービスエリアでお魚料理を食べようと決めて、探しながら走りました。 
「シーガーデンひじ」と大きな看板が立っていました。ここでしょう!と、Uターンして入ります。食堂、産直売り場併設の大きな施設。建物の先は、海がキラキラ光っています。右の別府湾の先は、別府の街、対岸の三角山はおサルのいる高崎山、その左の小さな丘を越えて私たちは湾岸道路国道10号線を走って、たどり着きました。 
コロナ感染対策のアクリル板が設置され、消毒液もどうぞと置かれている、きれいなお店です。
壁には、漁船の旗印や、写真なども掲げてあって、別府湾のお魚が食べられるようです。 
海鮮一八というお店です。漁師さんの心意気が書かれているようで、おいしいお魚が食べられそうと期待しました。 
お膳がきました。お刺身、煮つけ、天ぷら、どれもおいしそう、、、 
こちらは夫のお膳です。天ぷらとお寿司です。 
これだけをおいしいと言って食べてしまったら、これは大変、食べ過ぎと思いましたが、話しながら食べているうちに気がつくと、完食になっていました。あ~あ~です。
その上に、帰りに頂きに寄るので、お寿司を2人前、作っておいてください、とお願いしてしまった。 
 
窓から海を見て夫が、勤めていた会社が見えるとのこと、ぼんやり霞んでいて、写ったのかどうか分からなかったですがぼんやりと、溶鉱炉やコークス炉が見えます。 
 食事を終えて、日出へ向かいました。途中、日出港です。漁船がたくさん停泊していました。前方に見える白い橋を渡って、二階堂美術館に着きました。白壁の建物が真っ白で美しいです。お庭のもみじが真っ赤です。
今回の展示は「雅の継承」と言います。日本画が、明治維新を過ぎて今に至るまで多くの画家に受け継がれて来た。その流れを見せて頂ける。 
美術展会場はもちろん撮影禁止です。受け付けにおいてあったチラシ、冊子からも優雅な日本画の美しさがしのばれます。展示は本当に見事なものでした。よくこれだけの物を展示していただけたと本当にうれしいです。画家の皆さんが夫々に、日本の文化や精神性を絵筆を通して伝えて下さっていました。 
  
 
特に松岡映丘、の作品が多く並べてあって、素晴らしかったです。

美しく端正な絵を見せて頂いて、何だか背筋が延びたようです。

美術館を出て写真を写しました。 
外の外の道路に出て振り返ると、真っ赤なもみじが本当にきれいでした。この道路の奥は、二階堂酒造の工場です。大きなトラックが出たり入ったりしていました。 
心もおなかも満杯です。帰りにはまた食堂に寄って、お寿司を頂いて帰ります。
少し小高い所に建っているのは、Hotel & Resorts BEPPUWAN 以前は別府湾ロイヤルホテル と言ってたでしょうか、別府湾会議などがよく開かれて、出席していました。懐かしいです。
 
後は一路、帰るのみと思っていたら、夫が「アッ、帆船が停まっている」と声を上げました。びっくりしましたが、港へ行く道は?と、急いで別府国際観光港へ入りました。本当に帆船が停泊しています。まあ、残念ながら白い帆は張っていませんが、まじかで見られるのはうれしいです。カメラを持った人に声をかけると、「海王丸ですよ。教えて下さった。 正式には「海王丸2号」というそうです。実弟が遠洋航海実習船の日本丸に乗ってハワイからアメリカ五大湖へ行った時のことを思い出しました。その弟は今年の7月に急逝しましたが、何だか会いに来てくれたような気持ちがしました。
  
「海王丸」別府国際観光港にて
この拙い写真が海技教育機構のFacebookに掲載されました。