2020年10月21日:秋の久住高原を訪ねる
  今夜から雨が降るという天気予報、それでいて、日中はお天気が良いそうです。どこかへ秋を探しに行きましょう。高原は寒いかもしれないから、と、夫と二人、この秋最初のセーターを着て出かける。

夏はコーン畑と思われる広い畑は美しく刈られて牧草畑になっている。二列きれいに芽を出している。冬の牛さんたちのごちそうになるのでしょうか? 
更に走ると、稲刈りの後に小さな三角帽子がたくさん並んでいる。稲わらを干しているのだ。昔はどの田んぼも稲架けに並べたり、大きな稲わらの塔を作ったりしていたものだ。最近では観光客に見せたいとこうしている所もあるそうです。 インスタ映えする場所ですね。
 
コロナ禍の中、やはり観光客は少ないです。ここまで来たら、ガンジー牧場へ寄ってみましょう。駐車場から久住山がクッキリと見えます。少し山頂は紅葉しているようです。 
また車に乗って、走ります。目的地は決めていないので、あちこちより道です。ここは沢水キャンプ場への道です。両側のススキが風に揺れて気持ち良いです。 
この夏に山田さんと来たワイナリー、やっぱり寄り道しました。おいしいぶどうジュースにピッツアを楽しく食べました。今は思い出になってしまいました。楽しい思い出です。 
久住ワイナリーの全景です。背後には九重連山が連なっています。 
久住山に守られるようにして広がっているワイナリーのブドウ園です。収穫が終わって、葉も蔓も茶色く枯れています。 
太陽は照り付けていますが、久住から吹く風はとても気持ちが良いです。ブドウの房は残っていないかなと枯れた葉の下を覗いてみましたが、残ってないです。来年またブドウの房が実るでしょう。 
枯れた葉がカサカサと風に鳴ります。ワイナリーからぶどうジュース、ブルーベリージュースの詰め合わせを東京のお友達の家へ送りました。久住の風と共に届いて喜んでくれることと思います。 
今日は行先の無いドライブでしたが、今から食事、そうしてこれ以上の遠くに走ったら、帰りがきつくなるので、このまま、帰ることにしました。途中、どこかよさそうな食事処があったら食べて帰ります。
久住連山の近くを走ります。目の前に聳え立つ峰は雲の中のように見えて、深い亀裂の入った山肌が圧巻でした。

中岳が1791mで九州本土の最高峰です、 
 今はススキが一番きれいな時かなと思いました。薄野原は風が吹くと同じ方向にきれいに傾き、穂は銀色に光ります。そして上を見ると、青い空に白い雲、山は緑が濃くて、本当に見ていてうれしいものです。
 なかなか食事をしたい所が無くて、ここへ来るまでに、気になる場所を素通りしたので、気になって引き返しました。
白い蔵造りのような建物で、レストランという言葉が見えていました。

静かな感じで、開いているのかな?でしたが、入ってみるととても活気にあふれている。

日乃出食堂と書いてありました。
おそろいのユニホームを着た人たちがたくさん、働いています。定食屋さんかバイキング形式なのかちょっとわからない。
メインをオーダーすると、おばんざいという小皿料理を5種類頂くことができます。いろいろと5種類くらいをお皿に盛ってあるのもあります。 
私は4皿もらってきました、ホウレンソウの胡麻和え、他の器は何かわからないですが、たべてみたくなりました。とてもおいしいです。お漬物だったり、煮物だったり、粕漬けだったり、 
夫は小皿盛をもらってきました。今、こうして写真を見ると、卵焼きがおいしそう、こちらにするのだったかなと思いましたが、本当にいろいろなお野菜料理です。 
今日のメイン料理はイワシのフライでした。とても大きくて揚げたてでおいしかったです。御飯は大中小と選べて私は小を選んだのに、これは多い、これが小ですか?と言いたい、お料理はサービス満点です。 
この食堂は社会福祉法人博愛会が開設しているコロニー久住の人たちが働いている食堂です。地元農家やコロニーのお野菜がふんだんに使われているとてもおいしい食堂です。折角のお料理、残さないようにと食べました。またまた食べすぎです。デザートは食べられあかったです。
本当にまた来たいお店です。
夫は温泉にも入りたいね、と、探しながら帰ります。長湯温泉の町に入りました。次々と温泉が出てきます。千寿温泉、以前にも来たことがある、、ここに決めました。
夫は喜んで温泉に行きました。私は、ここで温泉に入って気持ちよくなったら、居眠り運転になりそうと思うともう止めておく、と思いました。 
 カメラを持ってブラブラと散歩です。温泉の入り口に掲げてあったのは、「入浴方法」長湯温泉の申し合わせのようです。
1、肩まで入る2分程度を目安に、
2、膝~半身浴
3、少し休む、
1~3を繰り返す、そして下には英語でも書いてあります。外国からもたくさんのお客様が来られているのでしょう。今は、コロナ禍の中、とても静かです。
道路際には野菊が清楚に美しく咲いていました。 
 気持ちよかったと夫が出てきました。弱った足にはなお温泉は良かったと思います。コロナ感染の間は温泉は一度も行きませんでした。まだ暫くは気をつけたいと思います。
我が家まであと少し、またまた車は大分川ななせダムへ向いて走ります。野津原町天空広場、この度、ダム完成を祝って、できました。お披露目の会の案内をご近所さんからいただいたのですが、生憎と予定が入っていて行けませんでした。どんな所なのかきになってました。見に行くことにしました。

ダムからどんどんと山の中へ入っていきます。山肌は一面に黄色い花が咲き乱れています。 
天空広場に到着です。名前の通りに天が近い?天の中という感じ。
手前はサッカーなどのできるグランド、その向こうの山肌中央に白くて、横に長い覆いが見えますか?そこが天空広場のステージ屋根です。とにかく広いです。
看板の地図です。現在地に私たち、その前はグランドが茶色で描かれている。そして、はるか向こうにステージがあります。

地図は実際はまだ上に続いています、もう一つ山を車で回って登ると、大グランドが広がっています。とても広大な施設です。 
大分川ななせダムです。水の突き当りに堰が築かれています。ロックフィルダムです。
天空広場を下ってきてダム湖の上にかかる道路を走るとき、水面を覗いてみました。谷あいに茂っていた木々が真っ白の幹になり、水面に出ていました。緑濃い谷がダム湖に沈んだということです。このダムは多目的ダムとして、治水に大きく貢献してくれるでしょう。 
 
今日、久住で求めてきた大地の幸です。 長湯温泉ではホウレンソウ二束、里芋、干しシイタケ、ガンジー牧場で買った卵、日乃出食堂で買ったラディッシュです。
色が鮮やかでいれいでした。洗って白いお皿に盛るとなおなお光っていました。早速、夕食にはサラダに載せて、またみそ汁には里芋を入れ、ホウレンソウのお浸しと、久住の味を堪能しました。 
久住の自然に触れ、気持ち良い一日でした。