2019年4月3日~5月22日:チリアヤメ
 毎年、この季節になると私が気になる花があります。それがこのチリアヤメです。
今から20年前にお亡くなりになった大分友の会の先輩会員から頂いたお花です。
その方のお家の芝生の庭に、かわいいこのお花が咲いていました。かわいいですね、とお話していたら、持って帰って植えるといいですよ、とくださいました。これは芝生の庭などにこんな風にかわいく咲きますよ。とのこと。

それから我が家の芝生の庭のあちこちにひょこっと顔を出して咲いていました。 
お花はあやめみたいだけれど 余りにも小さくて、名前はよく分からないと言われました。そのままに我が家で咲いていましたが、何年かしたら、長年楽しんだ芝生の庭も、草が勝ってきて、手が追い付かなくなり、庭から芝を除けることにしました。

で、草交じりの芝を剥ぎ、どうしようかと思った時、道の向こうの空き地が風が吹いたら土や砂が飛んでくるので芝で土を隠そうと、並べました。(崖の端の誰の土地かわからない三角の狭い土地、勝手においてすみません)

そこでこの花のことも忘れてしまっていました。数年前にこの三角地であの花が咲きました。写真に写してホームページに載せたら、今度は福岡友の会のお友達がこれは「チリアヤメ」だと思います、と教えて下さってやっとお花の名前が分かりました。今年はネット検索にたくさん引っ掛かりました。
 それからまた数年、咲いていたのか、見ることが無い、忙しさにかまけて気にかけていなかったのでしょう。それが今年は、一杯咲いて目に留まりました。
その三角地に続く崖際の土地は、幼稚園のお迎えの車の駐車場になっていました。朝夕は、車が3台くらいは止まります。
その駐車場の方にまで飛んで行って咲いています。今年は4月3日に初めて認めて写真を写し、花の数?を数えました。
14、30、50、そして、昨日は15ほど、という風に、ほぼ盛りは過ぎました。
そうしたら何と、今年は我が家の庭でも咲いているのが見つかりました。それが上の花です。ここは、新しく土を盛った所で確か1昨年に、チリアヤメを数株移植しましたが、昨年は何の気配も無くがっかりしていたのですが、今年は咲きました。びっくりうれしかったです。
右は、お花を真横から写しました。花丈は10センチほどで三角土地より長いです。きっと湿気もあり日陰も出来る所が影響しているかもしれないです。 来年はもっと咲いてくれるとうれしいです。
これは今日の三角土地のチリあやめの姿です。花は一日花ですから日が傾くころには萎んでいます。そして二日ほどするとこんな姿になります。種が出来ているのかしら? 
一株からこんなに蕾が出来ています。駐車場の方に飛んで咲いた花は、車にも踏まれるでしょうが、負けずに株は残りそうです。
もっともっとたくさん咲いて美しい場所になるといいなと思います。

我が家に折角戻ってきてくれたお花は、どうしたらこれからも増えて咲いてくれるか、少し考えなくてはと思います。 
チリアヤメ(ハーベルティア)のデータ

花色:青紫
学名:herbertiaハーベルティア
科名:アヤメ科ハーベルティア属
分類:秋植え球根
原産地:南アメリカ
大きさ:背丈8~12cm  横幅6~15cm
主な見所:花(5月)
花色は青紫で、花弁の基部は濃紫色になります。プロペラのような変わった形の花です。葉は細く線状で葉先が尖ります。草丈はとても低いです。
タネをつけやすいので花がらは切り取ります。株が込み合ってきたら掘り上げて分球しますが、気にならなければ何年かは植えっぱなしでも問題ありません。と書いてあるのが多いですが、私は球根はまだみたことが無く種で増えていると思ってました。どう扱うのが良いのか、わかりませんが自然の中で丈夫に育って増えてくれるといいなと、ムシの良いことを考えたりしています。良いお知恵があれば教えてくださいね。