2018年12月1日:去りがたい由布院
 夜明け前のお庭です。常夜灯がほんのりと照らしています。ガラス戸を開けたら、冷たい冷気が飛び込んできて急いで戸を閉めました。我が家より4−5度は気温差があるという由布院です。
外が明るくなりました。7時です。そろそろ皆も起きてくると良いのに、、、霧が降りて来ていたようです。草も濡れています。雨が降ったかと思いましたが、そうでも無かったようです。 
暖かいお部屋で本を読んだり、カタログを見たり静かな朝です。
戸をトントンと叩く音がして、お料理の用意をします、と、ワゴンにいろいろ載せて来られました。
小さな台所が土間を上がった所にあって、そこで盛り付けたり、ちょっと温めたり、食事の用意をして下さってます。
朝食の時間になりました。昨夜、和洋の希望を聞かれていました。息子と私は和食です。ローストビーフがとてもおいしそう、温泉卵も大きい、またまたおひつを空っぽにしてしまうのかしら? 
こちらは洋食です。下にちょっと見えているのがオムレツです。パンとジャムが色々でおいしそうです。 
食事の後は、散歩に出ました。寒いですが、驚くほどの寒さでは無いです。もう、外は人の声がいろいろしています。 
湯の岳庵の前の庭、紅葉が最後の耀です。記念に写真が写せて良かったです。 
 
金鱗湖と観光客の皆さん
百番館は、大浴場の後ろになります。途中で寄って見たら、のれんの感じがとっても良かったのでパチリ、 
そして、昨夜と男女が変わっていたので、どんな違いがあるのかなと温泉を見に行きました。どなたもいらっしゃらなくて静かでした。違いは丸い樽の露天風呂があるのと無いのと、の違いだったかしら?
 
部屋でゆっくりくつろいでいます。そろそろチェックアウトかしら?女将さんがご挨拶に来られると伝言があり、お待ちしています。 
女将さんが来て下さる。お部屋で息子たちを紹介し、お話をする。この百番館が出来た頃のことをお話したり、インドでの生活のことを話したり、良い時間になりました。 
お別れしてからチェックアウトの準備です。まだまだここに居たいような二人です。フロントに来た時、丁度、社長の太郎さんが来られました。同じ年の生まれ、若い人たちの時代になっているなと実感です。記念に写真を撮りましょう、と、並んで下さった。 
父がお茶をどうぞと言ってます、と、言って下さって、私たちは庄屋サロンの方へ行きました。その向かいにあるのが、中谷宇吉郎さんの東京原宿にあった書斎を移築した雪安居です。 
ここが庄屋サロンの建物です。二年前の熊本地震で大被害を受け、その後、建築家の坂茂氏によって、見事に復活して庄屋サロンと命名されました。 
中谷健太郎氏が待って下さっていました。お茶をどうぞ、と頂きました。今はインドで暮らしている息子たちです、と紹介させて頂くと、若い頃、暫く居たことがあると、懐かしそうに話される、今のインドの事情などいろいろと話す息子たち。私もしらない話が聞けて本当に良い時間になりました。ありがとうございました。 
お話が弾んで思わぬ時間を頂いてしまいました。お暇して後、まだ入ったことが無いという恭代さんの声に、それでは上がってみましょうと、天上桟敷に行く。 
都合よく、座ることが出来て、丁度、お昼時、パンのセットを食べましょうと、またまたおいしいパンを食べる。 
家に帰り着き、さあ、今夜は何を食べましょうか?と、息子と買い物に行く。おでんが食べたい、とのこと、今から煮ておいしく出来るかな?と思ったけれど、鍋帽子を活用して大根も、コンニャクもおいしく炊けたようで、お鍋一杯のおでんが無くなりました。 
おでんにサラダも取り合わせはおかしいかなと思いつつも、食べたいものその2は、新鮮な野菜とのこと。恭代さんがきれいに盛り付けてくれました。パリパリとセロリや葉物がおいしいです。 
さっき、明日の朝のパンが無いから仕込みましょうと、恭代さんと二人で仕込んだパンがそろそろ、発酵完了です。
夕食もたくさん食べました。さあ、それでは明日のパンを焼きましょう、分割して成型、パン大好きの恭代さんは上手に手早くまるめます。ちょっと焼きすぎもあるけれど、でも、美味しそうに焼けました。明日の朝食が楽しみです。