2018年10月12日:国民文化祭、障害者芸術文化祭お茶会
今日はお茶会にお招きを受けました。会場は春日神社とのこと。大分市で一番初詣の人が多いといつもお正月に評判になる所です。しかし、私は丁寧にお参りをしたことが無いので、今回はとても楽しみに久美子さんと一緒に行きました。真っ赤な鳥居、神殿がとても美しいです。 

駐車場についてまずびっくりしたのが、大きな楠です。太い幹には注連縄がかけられていて、神木として大事にされています。 
樹高 20m 目通り幹囲 9.1m
推定樹齢 300年以上
春日神社は豊後国分寺が建てられた天平年間(729~49)に建てられたともまた、貞観2年(860)に祀られたとも言われている。大友氏の時代には盛大に護られた。しかし、島津軍の兵火(1586年)で焼け落ちる。、その後、1603年に再建されたが今度は第二次大戦で再び焼野原、社殿はその後再建された。楠は焼け残り今に雄姿を見せている。
境内へ入ると、大きな楠が左右にあり、この2本で境内の上に大きな木陰を作っていると言っても良いような感じです。
晴れ着や袴姿の子どもの手を引いたお父さん、お母さん、おばあさんがお参りに来ています。七五三のお参りです。とっても可愛いです。
参道に青竹で囲った大きなものが、、、、
青だけの上は秋の実がたくさんたくさんまとめられています。今日はお茶会、女性の書道展、そしてお花の展覧会の会場にもなっています。 
 先ずは本殿でお参りをしました。どこも本当に美しいです。
ここは結婚披露宴などをする大きなホールです。今日は「第7回大分の新女流書展」とお花の展示が開かれています。
「霊妙」、とかかれている、力強い字です。この春日大社を訪れると単なる神域と言うことだけでなく、大きな楠の力強さからも感化を受ける感覚を書にされたのでしょう。 
こちらはとても個性的な書体と 色に特色があり、素敵です。日本の春夏秋冬の俳句を書かれています。どの季節も、神の護りの中にある日本人の生活が読まれていると思いました。

春 ひょっとこが獅子を蹴飛ばす春祭り
夏 茅の輪くぐり心身の穢れ消滅す
秋 神鈴の巫女のほほえみ七五三
冬 どよめきて火の神の炎舞どんど焼き
大きな字で書かれた「湯」という一文字、温泉県大分の恵みを画面いっぱいに書いて下さっている。
あったかいね、 いい湯だな 温泉大好きです。 
一つ一つの作品をじっくりと見せて頂きました。そろそろお茶席へどうですか?とお友だちが声をかけて下さる。
真っ赤な大きな傘の下には、秋の垂穂が活けられ今、迎えている実りの季節を有難く思います。
 
赤い毛氈の席にどうぞ、と言われて、アラアラと緊張します。
お点前はお友だちの川原さん、気軽にご自由にどうぞ、と言って下さるけれどこんな近くでお点前を見せて頂けて本当に幸せです。表千家さんです。
まん丸の白ウサギさんの可愛いお菓子。真っ赤な目がチョンとついている。名月と白ウサギ、頂くのが困るほどの可愛さです。

白菊が一杯描かれたお茶碗で点てて下さる。おいしく頂きました。
           
川原さんの点てて下さったおいしいお茶を飲むことが出来ました。ご馳走様でした。その後、一緒にお花などを見に行きました。淡いピンク色の着物を着た姿がとても美しい川原さんです。 
隣の部屋へ行きました。ここは神前結婚式を挙げる所です。赤い毛氈の上に、黒い鉢に入ったお花がたくさん並んでいます。
久美子さんと川原さん、お二人とても素敵ですね。
お花も本当にいろいろあります、薔薇のようなトルコキキョウだったり、菊のようなダリアだったり、ホトトギスがもう咲いていたり、楽しいです。お花は「花巧房 KAZU」協賛です。
御神木の楠の前で久美子さんもハイ!ポーズです。 
竹町商店街に来ました。お店の軒には、「おおいた大茶会」の旗が下がっています。 
 
アーケード街の両側に黄色い旗、国民文化祭、障害者芸術文化祭2018の様々な催しの総称が「おおいた大茶会」です。
少し時間は下がりましたが、ランチはどこで?ちょっと珍しい所にしようと、やってきたのは「PuertaDelSol 南米空間レストラン」です。

民族衣装などが飾ってあります。壁のスクリーンでは南米の国々の映像が写ります。大きなコンドルが飛ぶ姿が見事です。 
料理人は、ボリビア生まれの日本人の方です。ご両親が政府の薦める移民で入植、しかし、とても厳しい環境で、体を壊して、農業は諦めてボリビアの街へと行き、そこで生まれました、とのこと。20歳の時に日本へ引き上げて南米のお料理のレストランを開きました。大勢とお知り合いになりたいです。と仰った。
 左上はホルモンのピリ辛煮 その右は南米風鶏の唐揚げ、日本でも食べやすいように調整しているとのこと。
 デザートはアイスクリームとマテ茶、おしゃべりしながらゆっくりと過ごさせて頂きました。
 夕方から久美子さんは我が家へ来て、今日はお泊り。ゆっくりおしゃべりしながら夕食を夫と3人で楽しく食べました。

先日、リリアンが新潟から送ってきた「新之助」という銘柄のお米を炊いておにぎりを作って味わいました。とってもおいしいお米です。写真をクリックしてみて下さい。
今夜はデパートのイタリア展で買い物をしてきた久美子さんがいろいろ持って来て下さって行けなかった夫にとイタリアの味を食べさせて下さる。先ずはシチリアの「アランチャ・ロッサ」(赤いオレンジ)(ブラッドオレンジ)のジュースで乾杯。 
 イタリア展でおいしかったピッツアも一枚、祖母から譲られた大切な大皿に載せました。マウスで写真をクリックして見て下さい。
ピッツア「クアトロフォルマッジ」4種類のチーズに蜂蜜をかけて食べるもの。今夜は更にゴルゴンゾーラをたくさんのせて焼蜂蜜をのせました。とても美味しかったです。 
 ワインも勿論イタリアトスカーナ地方のワイン持参です。Antane Chianti アンターネ キャンティ、フルーティな香りがします。
野菜をたくさん食べたいな、の久美子さんの希望で今夜はホウレン草の白和えと、オクラと納豆和え、そして自家製ピクルス、胡瓜と畑のミョウガのピクルスがとっても美味しかったとのこと、ああ、良かったです。 
デザートは、イタリアのカチ栗とおおいたの葡萄。 
 ミラノのチョコレート、色々、どれも珍しいチョコレート、ちょっと勿体なくて、丁寧に味わいたいチョコでした。