2018年6月15日:大分銀行赤レンガ館
 
梅雨の晴れ間、青い空に白い雲、田んぼは田植えの準備
日本の穏やかな初夏の光景です。
バスに乗る時にはいつも気になる、バス停近くのお家の栗の樹、先日まで真白の花が咲いていたのに、今日はもう枯れて落ちているのもあります。マウスをあててみて下さい。 
 そして、花の代わりにもう小さな栗のイガイガ坊主が付いています。本当にまだ小さいけれど、一応、イガで覆われていて、でも、触ってもそんなに痛くない。これからどんどん大きくなるのですね。
先日、テレビで大分銀行赤レンガ館がリニューアルオープンをしたと言ってたことが気になっていたので、今日はちょっと中へ入ってみました。

ここは本通りに面した入口です。赤レンガ館と書いてあります。 
明治43年、旧二十三銀行本店として辰野金吾氏の設計で建設が始まり、大正2年に竣工した。

昭和20年7月には戦災で周囲の煉瓦壁を残して焼失したとのこと。24年に再建竣工する。大分銀行となって昭和41年まで本店として使用する。

カーブを描いたブースはATM機が置かれていて通常業務がされています。 
昭和41年本店は今の本店に移り、府内会館として使用され、平成5年には赤レンガ館としてリニューアル 竣工「大分銀行赤レンガ館」となる。

今はまた戦後の再建時のコンクリートの柱や梁を見せています。
喫茶部門と大分の物産館展示即売場としていろいろな人の出入りが盛んになっている。ここは日田市の下駄が展示されている。 
これは段ボール利用で作られている衝立です。とてもモダンで素晴らしい作品と思いました。 
最初の赤レンガ壁が敢えて、今回は内壁として露出されました。当時の職人さんが一つ一つ手で積み上げたレンガ壁です。外観も内装も本物の赤レンガで作られていたことが判ります。 
昭和20年7月17日に大分市街地はアメリカ軍の空襲を受けました。赤レンガ館も大きな被害を受け、外壁の赤レンガを残して木造の屋根や内部は焼失しました。空襲による火災で炭化している木煉瓦が発見されました。黒くなっているのが炭化した木煉瓦です。敢えて今はその様子を見せています。 
五番街に通じる出入り口です。ここは人が行き来したり、イベントが行われたり、市民の憩いの広場にもなっています。とても感じの良い空間です。 
 門を出ると、五番街の歩道の傍に彫刻があります。「まち風まど」という女性像、猫がくっついています。辻旗隆子さんの作品です。大分県内のあちこちに辻旗さんの彫刻があります。

今は五番街と呼ばれるこの通りは以前は若松通りと言ってましたが、1994年に石畳の街に改装し、名称を改めたそうです。