2018年5月30日:雨模様の由布院へ 
5月29日、
多摩友の会の石川さまが、大分へ来られました。大分友の家で友の会とは、家計簿をつけるとは、など大分友の会創立85年の集いにお話をしてくださるために大分へ来て下さいました。 
5月30日、
昨日は、大分友の会で打ち合わせをして下さった石川さんでした。

今日はオフ日です。私たちは由布院へご案内をしました。お天気はあまり良くないのですが梅雨に入っている今は、傘なしであるけることはラッキーというべきでしょう。
 まずは豊後富士と呼ばれる由布岳の登山口へ行きました。生憎、霧が深くて 山容が見えないのが残念です、
狭霧台へ降りてきました。ここは、由布岳と由布院の街が良く見える展望台です。 
由布院盆地を見下ろしています。昔、ここは大きな池でした。どこかを蹴破って水を落としたら肥沃な土地が現れる、と思った神様は力持ちに言いました。そこで南西の隅の土手が 薄いと見て蹴破ったら、由布院盆地が出来たとのことです。
今、見下ろしていた由布院盆地へ降りて行き、昼食を食べることにしました。紅葉や杉の木の緑が本当に美しいです。たくさんの外国の観光客の皆さんとすれ違います。 
お食事を待つ間に雨が降り始めました。やがて激しく降り出しましたが、今は室内からガラス越しに緑に降る雨を見ています。濡れなくて良かったです。 
 お料理は由布院の山の幸、里の幸、川の幸を盛った「初夏の膳」とデザートです。
量も程よく鮎の塩焼き、鶏天、豊後牛のしぐれ煮、柔らかい青菜、豆ごはんなどほっこりとするお味、おいしく頂くことが出来ました。 
ご馳走様の頃には雨も上がり、瑞々しい緑の中へ出て行きました。亀の井別荘の門の藁屋根が新しく葺き替えられてキリリとした門構えになっていました。
金鱗湖へ廻りました。先の伝説の続きに、大きな池の水が流れ落ちてしまいそうになった時、池にいた龍が、少ない水の中で息も絶え絶え、神様にお願いしました。小さな池を残して下さい、叶えられれば、この盆地を守ります。とそれが岳本の池、今の金鱗湖だということです。 
始めにおおきな池を蹴破れ、と言ったのは由布院の開祖としてあがめられている宇奈岐日女神社として祀られています。蹴破ったのは川西地区の蹴裂権現社として祀られ御神体は大きな石だそうです。面白いですね。池のほとりにはシラサギが来ていました。よく見かけます。観光客を見ても逃げないです。
そろそろ明日からの講演会本番も気になります。帰途に夢想園で温泉に入って帰ろうと思います。

由布院の棚田にはもう田植えが終わって早苗が風にそよいでいました。 
夢想園の大きな露天風呂に入る予定にしていたのに、生憎のメンテ中だとか。代りにと案内されたのはとっても可愛い露天風呂でした。それでも由布院に来て、由布岳を眺めながら由布院温泉に入って頂くことが出来てうれしかったです。 
夢想園の駐車場からは、やっと由布岳の全容が見えました。谷筋に温泉の湯けむりも上がっていて、由布院の良い記念写真が最後に写せました。 明日からのご講演、どうぞよろしくお願い致します。