2017年11月4日:長湯温泉ラムネの湯
先日、長湯温泉ラムネの湯に行きたいと出かけたら、生憎の定休日、リベンジにと思っていた所、久美子さんをお誘いしたらOKと車を出して下さることに。
長湯への道は、木々が紅葉を初めていて、青空に映えて、とても美しい景色でした。ラムネ温泉の駐車場は、3連休の中日ということで、遠くからの車がたくさん並んでいました。 
大丈夫!今日はラムネ温泉は営業をしています。
何度来てもこのユニークな建物が楽しいなと思います。
ラムネ温泉館の建築を手掛けられたのは、東京大学名誉教授で建築家の藤森照信先生です。焼き杉と漆喰の壁、そして屋根には手捻りの銅版が張られ、頂上には日本の祝いの象徴冬雪に耐えるはずの骨太の松の木がそびえています。(説明文より)いつまでもラムネ温泉が栄えるようにと、祈りを込めて松が建っているのだそうです
ラムネ温泉の絵がまた楽しい!南伸坊さんが描かれました。丸い泡は、炭酸泉の泡です。 
大きな石に何か書いてあります、傍へ寄ってみました。「青蛙  露天のふちに 眠りおり」 嵐山光三郎さんの句です。このラムネ温泉が出来るまで、多大な協力をされました。
前庭にスックと立っているのは 辻畑隆子さんの「オンリーワン」という作品です。お顔は犬です。そして、スーツを着て颯爽と立っています。話しかけている人は久美子さんです。
本当に青空が美しいですね。やっとラムネ温泉に入れる~とご機嫌です。
温かい陽のさす良い天気ですが、ラムネ温泉の外湯は、水温32度、ブクブクの真珠のような泡は美しくて気持ち良いですが、やはり寒いです。待合のストーブの前に暫く居たら、中からもポカポカとしてきました。 
気持良くなった所で、車をゆっくり走らせます。芹川の向こうに銀杏の木が黄金色に輝いています。とても美しいです。
大丸旅館に入れて頂きました。部屋越しに銀杏の木を写しました。軒に吊るされた干し柿が何とも懐かしい雰囲気です。 
大丸旅館のいけばなが昔から好きでした。大きな花器に大きく活けてあります。 
 玄関の床のお花です。本当に大きくてカメラからはみ出します。長湯温泉に時々遊びに来るようになって、30年もっとになるでしょうか。その頃から大丸旅館の温泉に入れて頂いたり、大丸旅館の前にあった食事処の「川瀬美」でお食事をしたり、お世話になりました。
今度、大丸旅館に泊まりに来ましょうね、と、入り口で写真を写しました。 
 
そろそろお昼御飯です。今日は万象の湯の天恵塾食堂です。 久美子さんは初めてです、バイキングシステムです、いろいろお料理を貰ってきました。
このエノハの唐揚げを久美子さんに食べて貰いたかった、頭から尻尾の先まで、シャリシャリと頂きます。本当においしいね、とカボスをギュッと絞って、おいしく頂きました。 
ご馳走様をしてお店を出る時、大きな水槽が目に入りました。そこには、エノハが元気よく泳いでいました。私がおいしいと言ったエノハ君も、さっきまでここで泳いでいたのかしら?と思うと、ちょっと複雑~~でも、おいしく食べることが出来たので、ありがとう!と言いました。
水槽の反対側の棚の上には、こんなだるまさんが座っていました。竹田の伝統工芸品の「姫だるま」です。時たま見かけた時は、それほどにも思わず、ああ、姫だるまだと認めて通り過ぎますが、今日はこの棚にかかる西陽の加減など相まって、何だか憂いを含んだお顔、何を考えているのかなと気になりました。 
芹川です。ススキがもう枯れ始めて、ちょっと寂しい景色になっています。 
久美子さんの後ろは足湯です。芹川を見ながら、せせらぎの音を聞きながら、足湯に入るのも良い時間になるだろうなと思いました。 
ここの温泉は万象の湯と言います。とても気持ち良い炭酸泉です。じっくり入っていると、体の芯から温まって良い気持ちになる温泉です。
温まった体を芹川からの風に当たりながら、このベンチでくつろぐのも良い時間です。
これは鋳物細工です、上のベンチの背もたれも、とても美しい鋳物細工です。こちらもベンチの背もたれのデザインです。芹川にやってくるカワセミの図柄でしょうか?ハチドリかしら?どちらにしろ、本当に美しい細工です。
何気ない所に、素敵なものがさりげなく置いてある、そんな雰囲気が好きです。

長湯温泉は外国の人たちにも人気の温泉地になっているそうです。今度は私の誕生日に来ましょうということになりました。楽しみです。