2017年7月15日:平均律クラヴィーア曲集ってどんな曲?  
 今日はiichiko総合文化センターのリハーサル室に来ました。お洒落な色、これは長いベンチです。とっても素敵ですね。こんなのを見るとうれしくなります。
リハーサル室で「小林道夫先生のチェンバロリサイタル」の事前レクチャーがあります。
チェンバロやバッハの時代の音楽が好きな方が集まって来られています。

暑い日ですが、素敵な和服姿の女性も並んでいらっしゃいます。帯は、これってピアノの図柄でしょう?
リハーサル室に入ると、扇型に並んだ 椅子の中に、チェンバロと、ちょっと不思議な形の楽器、これがクラヴィコードなのですね。
チェンバロです。 近くによってみました。VON NAGEL PARIS 1998 と、書かれています。フランスのパリ生まれってことでしょうか。
久しぶりに会ったお友だち、音楽が大好きな松村さんです。奥には調律の白沢さんもいらっしゃいました。「久しぶりにチェンバロの調律をしましたよ。またクラヴィコードは本当に音色が優しくて・・・しっかり聞いて下さい」と、話して下さる。
小林先生は バッハの平均律クラヴィーア曲集の中から第4番や8番を取り上げて、演奏をしたり、エピソードを数々話して下さったり、バッハのフーガは本当に素晴らしい!と、何度も話される。
 本当に楽しそうに、弾きながら話して下さる小林先生です。私は一番前の真ん中の席、目の前でこのクラヴィコードを聞くことが出来ました。とても繊細な音色、耳を澄ませるとやっと聞こえる・・・・バッハなどもこんな感じで演奏をしたのでしょうか。
休憩時間には、クラヴィlコードも触っても良いですよ、優しくね。と仰る先生、皆さん、こわごわ指を出しています。 
今から半世紀前、先生がドイツ留学の帰国時に、ご自分の手で持ち帰られた愛用の楽器だそうで、税関で一悶着もあったというエピソードも紹介して下さった。
やはりバッハは素晴らしいと先生は何度も話される。夫が見ている紙は、バッハの自筆だとか、~たましいを喜ばすためにこの曲を書いた~と言うようなことが書かれているそうです。 
 休憩をはさんで2時間ほども小林先生はお話をして下さいました。本番の演奏会は9月27日です。とても楽しみになりました。
コンサートのポスターの小林先生です。
今年からまた再開をする「ゆふいん音楽祭」のポスターも張られていました。こちらは7月29-30日に3ステージあります。今年はコンサートが一杯のうれしい秋になりそうです。