2016年3月19日〜23日:息子夫婦の帰省

息子夫婦が久しぶりに帰省しました。父は思い出のベルギービールを準備、私はおいしいと言って食べてくれるとうれしいなと思いつつ、夕飯の用意をして待ち、4人で楽しく食べました。
 平成元年に社会人になった息子は、年数が数えやすいねと言ったのを覚えています。今回は、会社の永年勤続のご褒美に休暇と金一封を頂いての帰省、何だか中途半端ねと思っていたら、勤続25年の猶予期限ギリギリでの休暇取得だとか。
おみやげは、ベルギーの有名なチョコレートのお店のケーキとクッキー、デザートにコーヒーと共に頂きました。チョコレートのまろやかな味、とってもおいしいです。 
3月20日

とても良い天気です。庭で朝食を食べるのがいいね、と、テラスの椅子で食べました。チッチチッチとツバキの花をつつくひよどりがとっても可愛いです。カメラを向けても逃げません。
今回の休暇では何がしたい?と昨夜聞きましたら、国東半島に行きたい、後半は由布院のお宿が取れているので、由布院を楽しむとのこと。

今から、国東半島へ出発です。 
国道10号線を走ります。春の観光シーズン開幕の連休、ハーモニーランド入口の大渋滞に会いました。やっと通り過ぎて、JAで買い物です。 
さすが柑橘類が豊富だと驚いています。あれこれ、大きな柑橘類をいくつか買いました。味比べがしたいとか。また、大分のお菓子コーナーがあり、早速おみやげ物色です。
先ず最初の目的地、真木の大堂へ来ました。店番のおばさんと思ったら、案山子さんです。 
 国東名物落花生の甘納豆が珍しく試食したり、買い物をしたり。
道路を渡って真木大堂です。 豊後高田市観光協会のホームページがとても丁寧で判りよいので、お借りします。
真木大堂の御意見番は大きな仁王さんです。ユーモラスなお顔がいいですね。

六郷満山の伝乗寺の大堂として建てられたと言う真木大堂。入口には菊の御紋が彫られている。元寇の時に祈願がなされた功に寄って送られたとのことです。
 
 収められていた仏像たちは、隣の収蔵庫に安置されていますが、9体の仏様全てが国の重要文化財とされているというとても立派なものです。
 お庭には、この近辺にあった石像、石塔を集めてあります。国東塔など、とても珍しいものもたくさんあります。
歴史が好きと言いながら、息子はあちこち、ゆっくり見て回っています。 
 可愛い五輪の塔です。古いものでしょう。藤原時代の仏様が収められているここ真木大堂は、古くから栄えた所ですね。
 
 夫はお寺の鐘を撞かせてもらいました。平安と幸せを祈る鐘です。
今度は、熊野磨崖仏に行きました。しかし、ここは、長い長い石段を登った先に、この磨崖仏があります。とっても大きいです。こちらは8mの高さがある不動明王です。
 下で写真を写している私の大きさと比べてみると、本当に大きなことが判ります。こうしてまだつぼみの桜の枝を透かして写した磨崖仏が上の写真です。
 隣の巌には、6mの大日如来像が彫られています。私も傍に行ってしっかりと写真を写したかったのですが、石段を登って、足が疲れてしまって、それ以上、登ることが出来ませんでした。
 
 そして、下りの階段がまたきつかったです。途中に立っていた石碑の川柳が愉快です。
”信心を石段で見る磨崖仏”そうは言いながらも、この長い石段は鬼が一晩で作ったと言い伝えられているそうです。
昭和の町で売り出している豊後高田市の中心地へやってきました。この案内板の絵も、昭和を彷彿とさせていいですね。 
  
 
駐車場を探していたら、町中を走る車がどれも、?と思わせるレトロな車、さすが昭和の町だわ、なんて感心していたら、なんと、日本中から「昭和の町レトロカ―大集合」だったそうで、今、閉会となり、レトロカーが帰る所でした。60年代のバリバリの車、いかにもお金のかかっていそうな車、小さいけれど、何ともクラシック〜な車、いかにもルート66を走りそうな車、見ているだけでとっても楽しかったです。乗っている人はどんなに楽しいことでしょうね。 
やっと、車を駐車場に入れて、昭和の町の中心にやってきました。何だかどこも楽しそうです。 
ここは「昭和ロマン蔵」です、明治から昭和にかけて大分県一の大金持ちと言われた野村財閥が昭和10年前後に米蔵として建てた倉庫だとか。その倉庫の中には、おもちゃや絵本、昭和の家庭などが展示されています。
昭和の町の商店街でお食事処を見つけて、入りました。そこにも、たくさんの昭和のおもちゃやプラモデルなどが展示されていて、岳人も熱心に見ています。 
 これはおもちゃのお雛様飾りです。何と面白いことでしょう。クリックして大きなひな壇でじっくりと見て下さい。
食べたいと言ってた団子汁です。とてもお味噌味の具合が良くて、体も温まりました。 
 また元気が出て、あちこち探索です。ここは、昭和の町のお肉屋さん「肉のかなおか」です。行列に人だかりがしています。
何かと思ったら、ここのおからコロッケが名物になっていて、揚げたてを食べる人が待っています。私たちも頂きました。お店の前に、風よけのされたベンチがおいてあって、どうぞごゆっくり味わい下さい。

壁には、豊後高田の町おこしをテーマにドラマとなった「そんじょそこら商店街」のポスターが張られています。息子たちもこのドラマを見て、来てみたくなったとか。 
そろそろ夕方になりましたが、最後に両子寺の仁王さんに会いたいとやってきました。 
国東半島のほぼ中央の両子山の中腹にある両子寺の仁王さんは、江戸時代の後期に建てられました。国東半島の仁王さんの中でも大きくて力強い姿をしています。
 仁王さんの足をなでると、足の痛い人は癒されるとのことで、少し膝が傷むことがあると、夫は撫でていました。
この山門をくぐると、御堂がありますが、もう時間が遅くなったので、帰ることにしました。