2015年1月12-13日:佐賀友の会創立80年記念例会へ
1月12日、
佐賀友の会創立80周年記念例会に招かれました。

同じ九州内と言っても、大分から佐賀へ朝の集まりに間に合うにはちょっと厳しい距離、お泊りをさせて頂きました。

博多からJR九州「白いかもめ」に乗って、佐賀へ。JR九州の車両はどれも個性的で乗るのはとても楽しみです。
太陽が今日一日の最後の輝きを見せる頃、佐賀市内のホテルに落ち着きました。  
お堀を照らす夕陽がとてもきれいだったので、急いで外へ出てみました。佐賀市の中心地にはお城のお堀がたくさん残されていて市民の憩いの場になっています。散策する人、ジョギングする人がたくさん通ります。水鳥もたくさん集まっています。写真をクリックして見て下さい。 
渡り鳥の鴨がたくさんたくさん、集まって賑やかに泳いでいます。周りの木々にも多くの鳥たちが集まってきています。 夕暮れ、寝ぐらに集まってきているのでしょうか。
御堀端にある、鍋島緞通のミュージアムに行きたかったのですが、既に閉館時間になっていてとっても残念でした。 
入口へのアプローチのガラス越しに展示風景が見えました。お部屋の中に、敷かれた緞通、お茶室に敷かれた緞通と、見ることが出来ました。手前のロビーの模様も緞通の柄をモザイクで見せていました。また佐賀に来た時には、是非、見に行きましょう。 
ホテルに戻ってくると、ロビーに緞通が額に入れて飾ってありました。
説明によると、「佐賀鍋島藩の秘芸として 伝来より江戸期200年間門外不出が守られた日本最古の緞通」だそうです。上質の木綿糸、淡い色調の手織り、茶の湯の席でも愛用されているとのこと。
lこれは伝統の「蟹牡丹」というエキゾチックな柄、オリエント、中国、そして、鍋島へと伝えられた逸話を物語る紋様です。
お部屋には焼き物の盛んな佐賀・有田を感じることの出来るお道具が置かれていました。
そろそろ夕食の時間です。
ホテル内のレストランへ行きました。入り口には、こんなものが掛かっていました。 「本日の食材産地」一覧表です。お米、牛肉、鶏肉、豚肉、お野菜は佐賀産です。他には、メキシコの牛肉、オーストラリアの仔牛肉、豚肉がフランス、オマール海老がカナダと書いてありました。
三瀬鶏の焼きカレーを食べることにしました。昨日は、留守の夫に牛カレーを作ってきたので、多分夫もカレーを食べているでしょう。

お野菜の色が濃くて、とってもおいしそうに見えるでしょう?カレーもサラダも、それに熱々のコロッケまであってとってもおいしく体が温まりました。部屋に戻って明日の原稿を見直して、早めに休みました。
1月13日、

今日は佐賀友の会の創立80年記念例会です。緊張で早く目が覚めました。レストランが開くのを待って、席に着きました。
朝焼けでお堀の水が淡いピンクに染まっています。鴨たちも朝食を求めて動き始めています。
佐賀は楠木がとても立派です。レストランの窓の正面に見える楠木もとても姿良くて、気持がのびやかになりました。
お野菜たっぷりの朝食、やはり、色がきれいだなと思いました。とってもおいしかったです。
佐賀友の会の方が来て下さって、車で友の家に連れて行って頂きました。駐車場の外を流れているのもお堀かと思ったらクリークだそうです。

佐賀は至る所にクリークと呼ばれる水路があるのが佐賀平野の最大の特徴と言われています。それで米作など農業が盛んなのですね。
佐賀友の家です。2階が例会を持つホールになっています。1階は調理室で、今日の祝会のお食事の準備で多くの方が働かれていました。久しぶりにお会いする方々もお元気でとてもうれしかったです。
例会ホールには大きなプログラムが掲げられて、次々と、会員が集まって来られました。佐賀友の会から転出をされた会員の方も来られて、皆さんと久しぶりの再会を喜び合っていらっしゃいました。
お部屋の中央には、見事な早春の花々が丸い花器に元気良く活けられていました。

和やかな記念例会、友の会を更に盛んに、多くの友と共に、創立者羽仁もと子著作集に学びながら、歩んでいくことを皆で誓うことの出来た集まりでした。
その後、心をこめて準備して下さったお食事を頂きました。赤ちゃんから90才を超えられた方々まで多くが集う、創立80年の記念例会は本当に心温まる時間でした。
お招きありがとうございました。

最後に佐賀友の会の皆さんと記念写真です。クリックすると大きくなります。
 佐賀友の会の記録 文責・写真: 永野Mie