「紅葉の中でお会いしましょう}とお葉書を頂いて今日は由布院へ出かけます。 
周りの山々の木々も、黄色や、赤や、茶色に色づいています。イチョウの大木も黄色い葉をたくさんひろげています。 
由布岳が見えてきました。やっぱりこの山の雄姿は素敵ですね。頂上は、なんと、白く霧氷が輝いています。 
由布院の町へ入りました。両側の並木も赤く色づいています。 
車を降りて、歩き始めると、何と美しい紅葉でしょうか?赤に黄色、緑の葉もあって、本当に美しいです。
由布院のそらは青く晴れてきましたが、空気は未だピリリ と冷たいです。毛糸のマフラーをしてきて正解です。
この辺り、観光客の皆さんで一杯です。携帯、スマホ、デジカメと思い思いのカメラで上を向いて撮っています。
良い時にこれたね、と、私たちもカメラです。 
先ずは雪安吾で開かれている土平展に行きました。唐津に窯を開かれている藤ノ木土平氏の作陶展です。廊下には、あけびでしょうか?紅く熟れてます。
 流れを見渡すテラスには秋の野の草ぐさを活けた角鉢が素敵です。
 この日輪のような作品はとても素敵です。
お部屋の中には、立派な茶道具などがたくさん展示してありました。お茶碗やお皿、素敵なものがたくさん、目の保養をさせて頂きました。
藤ノ木さんにお礼を言って、辞しました。大きな藁屋根の横に真っ赤な紅葉。その下に、ご主人様が、、、お誘いの通りに、紅葉の中でご挨拶です。 
だんだん寒くなりますね、と、囲炉裏に炭火を入れて下さる。 
自らお茶を淹れて下さって、写真を写して下さる。椅子の周りは本が一杯。
隣のレコード室で、古いSPを掛けてくださる。ジュゼッペ ディ ステファーノの生まれ故郷のシシリーの民謡やアイーダのアリアなど、一枚一枚針を変えて、、、
蓄音機なるものが、家庭から消えて、今ではCDで音楽を聴くことが多くなった。しかし黒いSPの良さはまた格別、レコード針も、昔はどこにでもあったけれど、今は?まだ一社製造している所もあったり、情報交換して手に入りますよ、との言葉にホッとする。
美しい歌声の流れる部屋から外を見ると、やはり紅葉が美しい。
若き日の堀内敬三さんの解説による悲愴フルトベングラー指揮など、珍しい盤を聞かせて頂いく、時折のシャーという音がまたいいですね。
もっと、ゆっくりお邪魔していたかったのですが、お昼ご飯の席を予約していたので、と辞しました。食事処までご案内して下さって、恐縮です。

今日のご馳走は、お膳にマウスを当てて見て下さい。
柔らかなステーキに、ゆふいん麦酒がおいしくて、ご馳走様でした。
ちょっと懐かしいラベルのびんに入ったゆふいん麦酒でした。ビール瓶にマウスをあてて、ラベル見て下さい。
ご馳走様をして、外へ出て振り返ると、藁屋根のお食事処の上にも真っ赤な紅葉。
おいしいご馳走をたくさんいただいて、少しお散歩です。車の通れないような細い道は、安心して歩けます。
素敵なレターセットを発見して買い求め、お庭を散策、そして、また由布岳と写真。今度は真っ赤な山茶花と由布岳です。午後の日差しで霧氷はすっかり解けていました。
最後に、由布院のお友達の美佐子さんに会いに来ました。いつものおいしいコーヒーをご馳走になりました。久しぶりのおしゃべりでしたが、お客様が次々と、来られて、大忙しです。また会いましょう、とお別れ。今日は、たくさんのお友達に会えて、本当にうれしい「紅葉の由布院」でした。