2012年3月13日:早春の臼杵へ
日差しは春です、でも、空気はまだまだとっても冷たい、我家の庭の梅もほぼ満開になりました。
椿も真っ赤な花がたくさん咲き始めました。 
今日は最寄のお友達と3人で臼杵へ行きました。先ずは「小手川商店」で郷土料理の昼食を頂きます。

古い土間形式のお店で、昼食が食べられるようになっています。 
臼杵の郷土料理、「黄飯、卵の味噌漬け、淡雪羹、新鮮な魚の天ぷら、けんちゃん、赤出汁、筍の皮の味噌漬け、鯛味噌、豆腐の味噌漬け」さすがお味噌屋さんです。(右周りに) 
どれもとてもおいしかったです。お店の前の道路で記念写真です。タイムスリップしたような店構え。
なまこ塀に、蔵作り、道路は石畳、とても風情があります。奥は、野上弥生子の記念館になっています。
小手川酒造さんの店先、酒壷と一緒にお雛様が飾られています。
たくさんの銘柄のお酒、焼酎が並んでいます。試飲もどうぞ、と薦めてくださいます。
さあ、臼杵の路地巡りです。城下町の風情が色濃く残っている臼杵の町並みは、歩いて楽しい町です。

ここは1600年創建の龍原寺、三重の塔が美しいです。
今日一緒に臼杵めぐりをしたお友達です。
お寺の陽だまりにはもう西洋水仙が咲いていました。今年は寒くて我家ではようやくつぼみができた所です。 
これは?大きな瓦です。屋根の隅に上がる立派な鬼瓦、とても大きいです。
枝垂れ紅梅が美しく咲いていました。臼杵はやはりだいぶん暖かな気候です。
お寺の大きな門の屋根と、三重塔がとても美しい景色です。刈り込みの美しい木も風情を盛り上げています。
 こちらは1548年創建の大橋寺、国守の大友宗麟が気に入ったお寺、宗麟の夫人のお墓がある、この門は、高麗門と言って、大屋根の他に柱の上の屋根が特長とか、門の屋根にマウスを当てて見てください。
 大橋寺の境内から三重塔の方を見ますと、黒い瓦屋根が連なって、背景の山の景色と一緒に良い眺めです。
 
二王座歴史の道に入りました。寺院と武家屋敷が両側に連なる歴史地区。
家々を見ながら、昔活躍した人たちのことを偲びながら、歩きました。その先には、新しく出来た「サーラ・デ・うすき」がありました。「臼杵の居間」という意味の広場です。
和風だけれど、どことなくエキゾチックな建物、ポルトガルのタイルを張った噴水など、大友宗麟の南蛮文化の香りのする広場です。 
その一角の「長屋門」という喫茶にはいりました。昔の長屋を活用した素敵な喫茶室です。 
あちこち歩いて、疲れましたが、おいしいウィンナコーヒーに癒されました。 
コーヒーの苦手な友達は、お抹茶を頂きました。このテーブルも、和洋がうまく溶け合った素敵な空間になりました。 
こちらが喫茶の由来の長屋です。ここで昔はどんな営みがあったのでしょうか?そんなことを考えると楽しいです。
ふと足元を見ると、こんな可愛いマンホールの蓋がありました。南蛮貿易船と、おミカンが描かれています。 
さあ、臼杵とお別れです。今日は楽しい一日でした。臼杵川の中洲にあるフンドーキン醤油の工場の赤いマークが目に飛び込んできました。フンドーキン、フジジン、カニ醤油と、醤油で栄える臼杵です。

また季節を違えて来て見たい町・臼杵でした。車を運転してくれたお友達、ありがとうございました。