2011年4月23日:帆足本家富春館十周年イベントオープニング
 戸次の帆足本家富春館では、10周年イベントが開かれました。

酒蔵を利用したイベントホールでは、

 秦泉寺由子さんによるキルト展示とトーク
 舞踏家大野慶人氏の舞踏公演、
 そして
 友達の紅茶を使ってのアフタヌーンティーパーティーがありました。
昔、造り酒屋だった帆足家の酒蔵の前には、立派な井戸があります。その前の大壷には、椿と、青竹が生けてありました。
青竹は、今日の秦泉寺由子さんのキルトにちなんでのことでしょうか?
 
 酒蔵ホールに入ると、秦泉寺由子さんのキルト作品がたくさん展示してありました。
見たかった白キルトの作品です。1996年の作品です。青竹染めの手織りのシルクに、エンボス加工した手すき和紙の風合いをミシンワークでかもし出した作品です。
紅茶の先生は、ただいま療養中ということで、お弟子さんでもあり、友達でもある若い二人がティーパーティーを頑張ります。私が行った時には、既にセッティング真っ最中。

帆足家の女将さんに十周年のお祝いのご挨拶をして、紅茶の準備など手伝いました。 
酒蔵ホールはL字型です。こちらは、ティーパーティ会場で、紅茶、コーヒーのカウンターとお菓子を置く大きな長テーブルがしつらえてあります。

向こう側は、丸く客席、その観客の真ん中で、大野慶人氏の舞踏が演じられます。
 
お菓子の置かれる長テーブルの真ん中には、お花が・・・・と思ってよく見ると、なんとそれはタケノコと枇杷でした。
タケノコは、根っこもついていて、大きなものから赤ちゃんタケノコまで連なっています。また枇杷は大きな葉もついています。生命力溢れる、そして、秦泉寺由子さんの青タケ染めにも敬意を表したテーブル花になっていました。
 ティータイムになりました。Paddington の紅茶をサーブしているりかちゃんは、大忙しです。お客様はおいしいお菓子に紅茶を楽しまれたでしょうか?私もお客様対応で、忙しく過ごしました。
 
 直径1m近い漆の大皿に盛られた帆足本家菓子店での和菓子の数々、またパテシエ作のケーキもいろいろ並びました。
右上は、挨拶をされる帆足本家ご主人(白い服)です。また左下は、お人形を踊らせている大野慶人氏です。大野氏の舞踏は、一種独特、精神性の高いものと思います。有名な大野一雄氏の息子さんです。たくさんの方が、楽しまれたオープニングイベントでした。