2010年12月29日:年末年始の旅・・・・安芸市
  南国土佐と言っても、とても冷えています。朝食後、義兄さんと、一緒に飼い犬のアンちゃんを連れて、散歩に行きました。すぐ近くに農園があります。高知名物の文旦や、キンカン、そして、姉の好きなハーブが色々植えてありました。 
 だんだんと暖かくなってきました。とても良い天気です。今日は、夫と二人で、くろしお鉄道で気ままな旅と決めました。  
   モノレールを敷設しようと、出来ていた高架の上を走るので、とても見晴らしが良いです。松林の向こうに見える海は、黒潮、本当に青黒い色をした美しい海です。
 列車の車体は、様々な絵が描かれていて、メルヘン列車といえそうです。最初は、郷土出身のやなせたかしがアンパンマンの絵を描いたと聞いたこともあります。  
   
 また童謡の弘田龍太郎の生まれえた町としても有名で、あちこちに童謡の聞こえる碑が建ててありました。また童謡が縁で、赤とんぼの三木露風の生まれたたつの市と姉妹都市になっています。たつの市は、私のふるさとです。こんな縁がある安芸市です。ちなみに弘田龍太郎の作曲した童謡は、?「靴が鳴る」「スズメの学校」「金魚」「春よこい」「叱られて」「鯉のぼり」「お山のおサル」「金魚の昼ね」などなど・・・・本当にたくさんあります。
  くろしお鉄道の安芸駅で、貸し自転車があるのを見つけて、早速借りることにしました。久しぶりで乗れるかな?と心配でしたが、少し走り出すと、体が思い出して何とか走ることが出来ました。そして、先ずこの野良時計を見にやってきました。
これが野良時計です、まだどこの家にも殆ど時計などの無い1887年明治20年アメリカにわたった地主の畠中源馬が、時計を手にしました。これはとても便利だ、そう思った彼は・・・・   
  何度も分解して、全て手作りで大きな時計を作りあげた。そして、だれもが見られるように、家の上に取り付けてとても喜ばれたということです。実用的だけでなく、とても美しい時計です。
マンホールのふたにも描かれています。
  ずっと前にも来たことがありますが、とても美しく整備されていて、野良時計の家も喫茶ルームになっています。残念ながら、開いていなかったので入れなかったです。  
  さあ、今度は、郷土の偉人岩崎弥太郎の生家を目掛けて走ります。途中、菜の花が一杯、今にも満開になりそうで、とっても美しい。黄色い自転車を止めて、パチリです。
 これが岩崎弥太郎の生家です。とても大きな蔵もある、立派な家です。 
   岩崎財閥のマークの三階菱の家紋が鬼瓦についている。そこから変化させた三菱のマークも、倉庫に描かれていた。
とても楽しいサイクリングだった。また安芸駅へ戻り、無事に自転車を返却した。そしてまたくろしお鉄道に乗って、帰ってきた。やっぱり海がとってもきれいだった。   
   弟や、甥の一家も私たちに会いに来てくれて、とても賑やかになりました。もうお正月が来たような気分でした。
  続く