2010年9月15-16日:九州部会 in 島原 |
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14日、 全国友の会の創立80周年の記念の年の部会が島原友の会のお世話で明日から開かれます。私は福岡天神から西鉄バスに乗って大牟田へ行きました。 |
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大牟田の三井港から、船に乗って、1時間で島原港です。9月になっても猛暑の続いた今年ですが、昨夜から急に秋の気配が濃くなった島原湾は、空も海も蒼くとても気持ちが良いです。 | |
大村港の防波堤を出ると、穏やかな海が続きました。 | |
遠くに薄っすらと、島原半島の山が見えてきました。左が眉山、右が雲仙普賢岳。 普賢岳の噴火それに伴う火砕流被害はまだまだ記憶に新しいです。 (1990年11月に突然爆発し、1991年6月には大火砕流が発生し犠牲者を出した。) |
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島原に着いて、昼食です。島原友の会の方に教えて頂いた海の側の食堂は、大きな水槽が幾つもあり、かにや海老、ひらめ、タイなど魚がたくさん泳いでいました。 | |
注文したのは海鮮どんぶり、大きな器に10種類のお刺身がのっています。あまりのボリュームと、その新鮮さ、おいしさに感動してしまいました。これで800円、本当に豊かな海の幸に驚きました。 | |
食堂には、海に面したテラスの席もあり、漁船がたくさん並んでいるのが見えます。とても美しい海、小島の緑、のどかな景色です。 | |
部会を開く「九十九ホテル」で、実務の島原友の会の皆さんと、会場の下見をしました。東京からの中央委員さんをお迎えし、打ち合わせ、そして、夜は7時から総リーダー会をしました。 |
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会場のステージに活けられた美しいお花です。
≪重陽 菊尽くしで願う不老長寿の夢≫ 九月九日は、重日思想により古代中国江は厄除けの行事を行ったと伝えられています。九は最大陽数、天の数である、九がかさなることから、いつしか大変良い日と考えられるようになりお祝いの日となりました。 『重陽の室礼』 |
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15日、 部会一日目の休憩時間です。展示した80周年のパネルや、各地の月報を熱心に読む出席者です。 |
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沖縄友の会は、10年にわたって勉強をしてきた琉球料理を80周年を記念して、立派なレシピ本としてまとめました。13日に出来上がったばかりという本を、紅型のエプロンをつけて、紹介・販売しています。 | |
展示は、夏休みに自由学園工芸研究所から講師を招いて勉強した、生活工芸の作品と、高年会員が若い人たちへ伝えた物を持ち寄りました。 福岡友の会の展示は、工芸の展開で学んだ手提げ、座布団とひざ掛け、パジャマ、若い人に持たせたいソーイングセットなど。 |
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熊本友の会は、若い人に伝えた洗濯の基礎の用具、また生活団のお母さんたちが作ったブラウスや体操パンツ。 | |
鹿児島友の会は、子どもたちの布おもちゃ、保育園からも頼まれて、たくさん作るそうです。 | |
長崎は、昨年の生活工芸勉強会の作品を展開して鍋帽子にも、おいてみました。 | |
大分の作品は、子どものためのエプロンの講習会をしました。そこから、小学生のエプロンは、すプレゼント用に70枚ほどの注文も受けています。 どの作品も、若い家庭がそれらを身に置くことで、生活が良い方へ変わると思う作品でした。 |
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夜は、80年を記念して発刊された「親しき友に」を手に、著作集の言葉を語りましょう、という時間にしました。最初に島原の平野順子さんのお話を伺いました。 | |
まもなく96歳になられる平野さんですが、背筋を伸ばして座られ、長いお話を原稿を見ることなくきっぱりと話してくださいました。 いつからでも新しくなれます、目に見えることから見えないものに及ぼしていくのが順序です。といつも前を向いて歩んでこられた様子を話してくださいました。 |
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洋裁が上手で和服からのリフォームがとても素敵です。ご自分の洋服、スモックエプロンや、湯上り着などは、たくさんプレゼントもされているとか。 素直であれ、本気であれ、継続は力なり、と元気に結ばれました。 その後、40人ほどの人から、私の大切な著作集の言葉を聞くことが出来ました。 |
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16日、 今日も良いお天気に恵まれました。朝は、海から日の出です。ほんのりとピンク色に染まった空と海、太陽が昇ります。 |
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朝は温泉に初めて行きました。そこで、日の出を見ることが出来ました。部屋に帰りカメラを持って出て、廊下で海を写しましたが、もうだいぶん高くに昇っていました。 | |
午後3時、部会は無事に終わりました。各地の皆さんが、元気に笑顔で帰られる姿がとてもうれしかったです。 のどかな夕方の海を眺めながら、私たちは反省会をしました。 |
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そして、夕焼けで、海が赤く染まる頃、大牟田三井港へ帰ってきました。また西鉄電車に乗って、天神へ、そして、高速バスで大分へ。家に帰りつくと11時ごろでした。 | |