2010年7月20-23日:生活体験スクール九州部子どもの集まり
22日です、

私は朝食当番だったので、早く起きました。丁度、東の山から太陽が昇る所です。とてもきれいで、今日もきっと一日、良い日になるだろうなと思いました。5時42分に撮影です。
6時全員起床、寝具を片付けてから子どもも大人も夫々の仕事をします。その後は、蓑田先生のご指導で朝の体操です。キラキラとした朝日を浴びて、体をほぐします。2人で組んで、体を曲げたり、伸ばしたりの体操もあって、楽しい体操です。
今日は朝のうちに、サークルパークまでハイキングです。暑くなるので、帽子、長袖シャツ、長ズボン、それに、麦茶の入った水筒は必携です。体調が悪くお留守番という人が誰も居なくて良かったです。
ハイキングの道中で自然観察などのお話をして下さる山都町自然観察会の山下先生と中村さんです。
8キロ先の目的地は、サークルパークです。1時間半かかって全員が歩きました。中村さんがドイツなどを視察して造られたアルツハイマーの障害を持つ人のためのサークルになった公園です。ここに九州部の子どもの集まりでは、ラベンダー植えをずっとっしてきました。
7年前に植えたラベンダーは、大きな株となって、良い香りを放っています。しかし、育たなくて消えてしまった苗もあります。どうしてそういうことが起こるのか、中村さんから植物の特性のお話をお聞きして、子どもたちは今年もラベンダーの苗を植え込みました。
何年か後、自分たちの植えたラベンダーが育っているか、是非、見に来て欲しいと話されました。
またまた元気に歩いて戻りました。全員完歩です。頑張りました。汗を拭いて昼食。
休憩したり、ラベンダースティックを作ったり、前庭で遊んだり、ゆっくりした時間を過ごしました。スイカのおやつを頂いた後は、いよいよバーベキューの準備です。
バーベキューコンロで火熾し、お釜でご飯を炊く、炊けたごはんでおにぎりを作る、バーベキューの野菜を切る、たくさんの仕事があります。全部をテラスに運び出して、いよいよバーベキューの始まりです。
食事担当の印具さんが大きなお鍋で、焼きソバを作り始めました。九州部の子どもの集まりで欠かせないメニューは、バーベキューの時のこの焼きソバと、帰る日の朝食のスペインオムレツです。これは那須農場で習ってきた大事なお料理です。
自分たちで切ったお野菜を自分たちで焼いて、食べます。焼くのが好きな人、食べるのが好きな人、お友達にサービスするのが好きな人と、様々で、楽しい時間です。

バーベキューの片付けも、子どもたちがきれいにしました。朝からハイキングをして、疲れているかと思ったけれど、とても元気です。夜は星を見る予定でしたが、生憎ポツポツと雨になり見えなくて、とても残念、でも星のお話が心に残りましたね。
23日です。

二泊三日の生活体験スクール九州部子どもの集まりも、今日でおしまいです。そして、7年間続けてきた丸山ふれ愛館での九州部の集まりは今年をもって終了いたします。

今朝は感謝の思いを込めて全員で丁寧掃除をしました。
そして夫々のお部屋で帰る用意をしてから「全体の集まり」です。羽仁もと子著作集「子ども読本」から「抜かぬ太刀の功名」を井田さんが読書して下さる。自分の良い所を威張ることなく、誇ることなく、人のことを考えられる人になって下さいと結ばれる。そして、全員が感想を発表し、最後の昼食を頂きました。
午後は、閉校式です。子ども係の鷲尾さんから、「ここで体験したり、感じたことを伝えるメッセンジャーになって下さい」全体リーダーの私からは「ここで体験したことをこれからは生活する人になって下さい。7年間の九州部の集まりに、自由学園の先生、生徒さんたくさん力を貸してくださってありがとうございました」と話しました。

最後は朝の体操の後、写した全員の写真です。