2009年7月30日:第35回ゆふいん音楽祭前夜祭
今年も私たちはかなかな亭でお世話になります。朝は簡単な朝食を作って食べます。
夫は、小林先生の送迎に出かけました。私は、集合まで少し時間がありますので、パソコンで早速、昨日の写真の整理をしました。
その後、会場の中央公民館へ出かけました。ホール入り口では、久保田さんが、大きな花瓶に高原の花を生けこんでいました。
またステージでは、白沢さんが、ピアノの調律中です。
ホール入り口では音楽祭に相応しい玄関に作り変えています。
ロビーも、音楽祭の雰囲気作りをします。由布院の若い人たちが、横断幕や、写真など作りました。
私は喫茶コーナー担当です。昨日、美しく拭きあげて下さったカウンターは、気持ちよくなっています。コーヒーカップを並べて、コーヒーを点ててスタンバイです。
カウンターには、遠来のスタッフの皆さんが持ってきてくださったおみやげが並び、うれしい場所になっています。
ロビーの準備もほぼ整いました。各地のコンサートのチラシなども届きましたので、並べます。
調律の終わったステージでは早速、リハーサルが始まりました。
売店では、ゆふいん音楽祭記念Tシャツや、演奏家のCD、著作や、ゆふいん在住の画家・後藤チカさん作成のスカーフやハンカチも並べます。
午後、ようやく由布岳が姿を現しました。これで由布院に夏が来るでしょう。
まもなく前夜祭が始まりますが、束の間の、ほっとする時間です。
ゆふいん音楽祭の実行委員長の加藤昌邦さんを真ん中に、毎年、スタッフとして駆けつけて下さる、金沢の澤田さん(右)と広島の松田さんです、
ロビーは、お客様が次々と訪れて下さっています。そしてあちこちに人の輪が出来、和やかな挨拶が交わされています。私も1年ぶりに会うお客様から、今年もよろしくと、手づくりの絵葉書をたくさん頂きました。こちらこそ、毎年、音楽祭に来て下さって、とてもうれしいです。
いよいよ総合アドバイザーの小林道夫さんの司会で、第35回ゆふいん音楽祭が始まりました。
先ずは、小林道夫さんのピアノで地元・由布院の松本富有樹君のギター演奏です。曲はジュリアーニ作 ロンド イ長調 op.68 将来が楽しみな青年です。
ゆふいん音楽祭代表の溝口薫平さんの挨拶です。夕方由布岳が姿を現しやっと由布院に音楽祭と共に夏が訪れました。ゆふいん音楽祭を今年も楽しんで下さい。
小林裕さん、木村奈津美さん、工藤亜紀子さんの3人でベートーヴェン モーツアルトの「互いに手をとって」による変奏曲 ハ長調Wo 068 オーボエの三重奏です。オーボエの三重奏はとても珍しいと思いました。
ピアノ連弾 シューベルト 性格的行進曲 D886-2 ハ長調
小林道夫さんと野田清隆さんです。お2人の連弾は、とても楽しみにしていたプログラムです。
会場から由布市長が上がられて、ご挨拶です。
ゆふいん音楽祭が興った時に思いを馳せてお話してくださいました。
続いてJ.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051 2楽章3楽章 ヴィオラ大野かおるさん、川崎和憲さん、ピアノ野田清隆さん、チェロ河野文昭さんです。
サン・サーンスのワルツ・キャプリス ヴァイオリン玉井奈摘さん、ピアノ野田清隆さんの演奏です。親しみの持てる曲、そして、とても素晴らしい演奏でした。
1989年の音楽祭より連続して21年間、出場して下さった大分中世音楽研究会指揮者の竹井成美さんです。

大分が「西洋音楽発祥の地」そして「ゆふいん西洋音楽探訪」というテーマにこだわり続けて来られた21年です。今回が最後の演奏会になるとのこと。
バリトンの独唱です。三原剛さんです。ピアノは小林道夫さんです。曲はL.v.ベートーヴェン アデライーデ op.46 接吻op.128 君を愛す WoO 123
会場一杯に響き渡ります。
エルデーディ弦楽四重奏団(蒲生克郷さん、花崎淳生さん、桐山建志さん、花崎薫さん)の演奏はF.J.ハイドン 皇帝弦楽四重奏 op.76-3  2楽章 柔らかな音色です。
河野文昭さんのチェロと、野田清隆さんのピアノによるサンサーンス 白鳥です。
馴染み深い曲ですが、お2人の演奏に惹きこまれてしまいました。
W.A.モーツァルト ピアノとヴァイオリンのためのソナタ Kv.380 3楽章 ヴァイオリンの岸部百百雄さん、ピアノ野田清隆さん、目を閉じて聞いていると、モーツァルトの時代へと飛んでいけそうです。
前夜祭最後のプログラムは、オーボエ:小林裕さん、ヴァイオリン:玉井菜採さん、ビオラ:大野かおるさん、チェロ:河野文昭さん、ピアノ:小林道夫さん、
ゆふいん音楽祭らしい音色が公民館に響き渡りました。何度も何度も大きな拍手で、前夜祭は終えました。
本当に贅沢なプログラムでした。今年の音楽祭の明日からの期待がますます膨らみます。多くのお客様で会場は埋まりました。
素晴らしい音色を響かせたピアノは、スタンェイB型 1920年ティファニーモデル復刻版という貴重なピアノだそうです。九重町ビッグシーダ所蔵品です。
調律の白沢惣二さんにピアノを見せていただきました。
とてもお洒落なピアノです。
明日からの音楽祭がますます楽しみです。
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