2009年7月20-23日:第6回体験スクール九州部子どもの集まり |
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7月20日 霧のやまなみハイウェイを走って熊本空港へ、東京の自由学園から九州部の「子どもの集まり」に来てくださる先生をお迎えです。 |
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東京からの、先生をお迎えして阿蘇高原の可愛いレストランで、今回の友の会の委員、スタッフと合流。昼食は素敵なフランス料理でした。 お洒落なかぼちゃの冷製スープ他には、魚、牛、サラダ、デザートとフルコースおいしかったです。 |
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2時過ぎには、熊本阿蘇の裾野の高原へ到着、標高800M位あるのかしら? 全くの乳白色の世界で、くねくねの山道は怖かったです。ここで、自由学園の生徒さんたちと合流、全員で12名、明日からのことを綿密に相談、準備、作業をしました。 夜は、地元の方が作って下さった素朴なお料理、土の香り一杯のお料理を頂きました。 |
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早速、明日の朝食の準備開始です。私はパン屋さんをしました。 見たことない粉、オーブンもはじめての電気オーブン、テーブルロールとブルーベリー入りの2種類のパンが無事に焼けてホッとしました。 |
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21日 相変わらずの霧と雨の朝になりました。今日は九州各地から友の会の子どもとお母さんたちが到着します。お天気が良くなるように祈る思いです。 |
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地元の農協から、お野菜がたくさん届きました。早速、おやつのとうもろこしの準備です。 | |
野の花を摘んできて、テーブルに飾り、子どもたちを迎えます。 | |
だんだん霧が濃くなってきました。熊本駅に集合して、貸し切りバス2台に乗って、上がってくる予定です。無事に到着してくれるでしょうか?心配です。 | |
ガーガーとバスが無事に到着しました。本当にホッとしました。子どもたち29人、お母さんたち10人は、大きな荷物を持って、部屋に入りました。 早速、開校式です。 ・ヨクミル ヨクキク ヨクスル、 ・自然に触れる ・自分のことは自分で、そして人のためにも力を出す 自由学園の生徒さん、先生、友の会の人たちと一緒にこれからの三日間を元気に過ごしましょう。 |
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今日は熊本の和凧の先生、船崎さんから、凧作りを教わります。 世界のあちこちに和凧を持って行き、凧を通じて平和な世界を願われています。 |
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29人の子どもたちは、声も出さずに静かに黙々と凧つくりに取り組みました。とてもきれいな凧が出来ました。 | |
終わりの集まりです。今日の出来事を振り返り、自分が立てた目標はどうだったか、「くらしのしおり」に書いて、学園生と反省会です。 | |
22日 夜中は、風雨に雷雨、稲光、それはそれはすさまじい嵐でした。稲光が、下から光ります。絶え間なく光ります。本当に怖かったです。霧雨のような朝になりました。 今日はハイキングの予定でしたが、相談の結果取りやめることにしました。 |
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この丸山ハイランドふれあい館の主宰者の熊本友の会中村さんが、心配して朝早く来て下さる。やはり道路が風雨で荒れているのでハイキングは中止の方が良いことを話してくださる。 その代わりサークル公園のラベンダーをたくさん積んできてくださって、ラベンダーリース作りの指導をして下さった。 そのラベンダーは、過去4回の九州部の子どもの集まりで植え続けてきたラベンダーです。 |
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今日は46年ぶりに日本で皆既日食が見られる日。大人も子どもも楽しみにしていましたが、生憎の天気、霧も濃く残念です。 | |
中村さんとご一緒にふれあい館を運営しておられる山下さんが、私たちに日蝕のお話をして下さる藤吉先生を紹介して下さいました。地元の矢部町御岳小学校の校長先生です。 地球と太陽の関係など、興味深いクイズ形式で楽しく話してくださいます。 |
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霧雨の中、それでも諦めきれずに空を見上げていた矢野さんが「太陽が出た!」と叫びました。皆で飛び出しました。 なんと、日蝕の始まった太陽がきれいに見えます! |
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霧が薄くなり、うす雲が遮蔽の役目をしてくれて、肉眼で日蝕が見えました。テラスにシートを敷いて寝転んで日蝕を見ました。 | |
藤吉先生が日蝕グラスを配って下さる。ここで見える最大の日蝕を日蝕グラスをあてたカメラで写してみました。 皆既日食の見られる所ではきっとダイヤモンドリングがこんな風に見えるのでしょうか?とてもうれしかったです。 |
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思いがけず日蝕が見られてとてもうれしかったです。次の日蝕は26年後といいますから、とても貴重な経験でした。 お昼ごはんは鶏飯し、ポテトサラダ、凧の先生から頂いたゴーヤを使ってのチャンプルです。 |
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空が青く晴れてきました。昼食後、大急ぎで、近くの円山公園へ下見に行き、子どもたちのハイキングを徒歩10分もかからない丸山公園と決めました。 早速、身支度を整えて、出発です。 |
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丸山公園は、360度の展望が利く草原です。子どもたちは大喜びで走り回り遊びました。 おやつのスイカと大豆入りかりんとうをこの草原で頂きました。 |
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熊本友の会の子どもやお母さんたちが、子ども会で創作したミュージカル「コロポックル」から「力は出るもの出せるもの」を歌いました。とっても素敵な歌声が草原に響きました。 | |
また歩いて元気に戻ってきました。 しばらく休んでから夕食のバーベキューの支度です。火熾し班と、かまどでご飯を炊く班に分かれて準備です。 学園のお兄さんお姉さんたちが、丁寧に指導して下さいます。 |
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かまどで炊いたご飯でおにぎりを作りました。 | |
お祈りのあと、いよいよバーベキューです。お肉や野菜を焼く人、お皿を持って、並ぶ人、サービスも代わり合って和やかに、賑やかにおいしく頂きます。 | |
丸山での子どもの集まりの名物?印具さんの焼きそばです。手際良く大量の焼きそばを作ってくださいます。 周りはお皿を持った人の行列が出来ます。 |
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楽しいおいしいバーベキューでした。ご馳走様でした。皆で力を合わせて片付けました。 その後は、久しぶりの夕焼けが美しかったです。 |
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23日 朝日が出たとの声に飛び起きました。6時です。今日は良い天気になりそうです。 |
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朝食当番以外の人は外へ出て、体操です。自由学園の蓑田先生のご指導で体をほぐす体操が気持ちよかったです。 | |
その後、全員で記念写真を写しました。 | |
朝食の後は、全員でお世話になったこのふれあい館のていねい掃除です。その後「全体の集まり」です。 羽仁もと子著作集「子ども読本」から『めんどうしんぼう』を読書しました。子どもたちは、班で話し合って、感想を発表しました。 |
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いよいよここでの最後の食事です。カレーライスとスイカです。福岡の荻原さんのラッキョウ漬け、印具さんの福神漬けと共にとってもおいしかったです。 | |
閉校式をしました。スケジュールの変更も多かったのですが、子どもたちもよく頑張りました。班のリーダーに注意されてから、お布団の整理、荷物の整理も良くできるようになりました。家に帰っても、食器洗いや荷物の整理など続けましょう。 いよいよ子どもの集まりも終わりです。バスに乗って、通潤橋へ行きました。 |
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矢部町の通潤橋(1854年完成)は、水の不足した地域に石橋の水道を作って農業を盛んにしました。今は国の重要文化財です。皆で、放水を見ました。 | |
委員、スタッフは、先生や生徒さん、子どもたちのバスを見送りました。気をつけて家に帰って下さいね。 | |
皆のバスを見送った後、またふれあい館に戻りました。熊本友の会の皆さんがふれあい館の片づけをして下さっていました。ありがとうございます。 | |
その後、子どもたちと行けなかったサークルパークに登りました。そして、準備していたラベンダーを少し植えました。毎年、ここにラベンダーを植えてきましたが、今年は、中村さんに後をお願いすることにしました。 | |
春から準備してきた「第6回体験スクール九州部子どもの集まり」多くの人の祈りと助けの中に、無事に終えることが出来ました。 本当にありがとうございました。 私も皆さんと別れて、清和村、高森、一宮と阿蘇の根子岳をぐるりと周る道を車を走らせて無事に家に帰り着きました。 |