2008年3月12日:一週間遅れの夫の誕生日・・・・古希
我が家から車で40分走ると由布院です。道中、菜の花が咲いていました。

またまた今年もうれしい菜の花の季節到来です。
今日は1週間遅れの夫の誕生祝を由布院で、と出かけてきました。
ゆふいん音楽祭の総合プロジューサーの小林道夫さんが、由布院空想の森アルテジオでチェンバロの演奏会を開いてくださいます。
月に一度開かれているチェンバロの「プロムナード コンサート」ですがなかなか行けなくて、今回はやっと参加出来ました。

会場に入ると、小林先生がようこそ、と出迎えて下さってびっくり。今日のお客様は30人ほどです。東京の音楽雑誌から取材陣も何人か来ていました。

演奏の前にはいつも小林道夫さんから曲目解説があります。これを聞くのもとっても楽しみなんです。
今日の曲は

イタリアの作曲家B.ガルッピの「チェンバロの楽しみ」よりソナタ第一番
J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集より 第一巻第5番、第二巻第5番
C.P.E.バッハのヴュルテンベルク・ソナタ第二番


とても華やかな曲が素晴らしかったです。50分間ほど連続での演奏でした。

アンコールはゴールドベルクのアリア 夫も大好きな曲
空想の森アルテジオに展示してあった絵
パブロ・ピカソのリトグラフ「牧神」

数あった展示の中で、この牧神がとても軽やかで素敵でした。
少し散策をしていると夕焼けの空になりました。雑木林の向こうに夕日が沈んだようです。
今日は春霞のようではっきりと見えなった由布岳が夕方になってくっきりと姿を現しました。
今夜のお祝いのお食事は由布院玉の湯・葡萄屋さん、入り口のパンジーの鉢植えが本当に美しい!
大鉢の雪柳が豪華に迎えてくれます。
ロビーに飾られたお雛様、華やいで素敵ですね。
春のテーブルです。メニューに描かれた椿がかわいいこと。
先ずは前菜です。

見ているだけでも満足!となりそうな美しい一皿、そしておいしい一皿です。

菜の花が添えてあるのもうれしいです。箸置きは金柑の一枝です。
3月5日に70歳の誕生日を迎えた夫です。2月には20日間ほど、前立腺で入院をしていましたが、すっかり元気で古希を迎えることが出来ました。
これからも、お互いを尊重しながら元気に過ごしたいと思います。
春の味がたっぷりと盛られた大鉢です。優しい味付けで素材そのものが口中に広がります。
大きく開かれた窓から見える景色もご馳走のうちです。
TAVEL ROSE 2005 原産地:オート・デュ・ローヌ フランス

フランスで一番有名なロゼでビックヴィンテージ2005年もの、フルーティで香りが良くおいしかったです。
メインは豊後牛、ジューシーでおいしいですね。さすがです。
デザートは談話室で頂きました。
暖炉に火が入り、ホッとする時間を過ごしました。アイスクリームとシャーベットです。
春宵値千金、桜の大枝がピンクの可憐な花をつけていました。
今日のおまけです。廊下においてあった料理研究家の辰巳芳子さんが考えられた一人用のキッチン。年をとって一人暮らしを始めたらこんなキッチンが理想です。
ワゴン仕様になってます。上は電子調理器、下は冷蔵庫、左は椅子を入れて調理してもいいし、簡単に食事テーブルにしても良い。右の車椅子は体に優しい木製です。