2007年1月25日:韓国伝統料理レストラン高矢禮(ゴシレ) |
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今日はかねてより楽しみにしていた高矢禮(ゴシレ)に行きました。白金高輪駅を降りてすぐの路地の奥に白く光る建物が・・・・・ |
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建物全体を覆う韓国伝統のコッサル(ボタンの花模様を模した桟)がライトアップで白く浮き上がって見えます。その側にはヌマル(樓)と韓国伝統のコッタム(花塀)(左の写真にマウスを置いてみてください) |
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受付から二階へ案内されました。天井にはコッサル、そして階段の側にはソッテが立っています。
ソッテはてっぺんに天と大地とを繋ぐ使者としての鳥が止まっている様子をした柱で嬉しい時や悲しい時、ハヌル(天)に向かって祈る場所でもあります。ゴシレのソッテはお客様を優しく見守ってくれています。
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高矢禮(ゴシレ)とは、韓民族の建国神話の食べ物の神様が高矢、その神様に感謝の気持ちで行う儀式のこと、心をこめておもてなしをするという意味で付けられたレストランの名前
二階への階段で記念写真を写して頂く。 |
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お部屋に通されました。白いコッサルに黒いテーブル、白と黒を基調にしたシックでモダンな造りになっています。 |
先ずはビールで久しぶりの再開を祝して乾杯です。高矢禮の文字の入ったコースターと天井のコッサルがテーブルに写って何だかとっても素敵な雰囲気です。 |
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おしゃべりをしていたら「お料理を運びますのでテーブルを片付けます」さあ、どうなるのかと思っていたら、私の右手の壁と思っていた所がサーっと開き、一杯お料理のお皿の載った大きなお盆を抱えた男性が立っていた。 |
お盆のようなものがサン(床)というもの。テーブルと同じ広さがあり、テーブルに刻まれた溝に沿わせて滑るように収められます。 |
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真っ黒のサンの上には色鮮やかなお料理が並んでいます。今日のお料理は宗家の膳・班家床(パンカサン)
韓国には200余りの姓があり、族の始祖が生まれた地である本貫に寄って1000余りの姓に細分化されさらに様々な派に分かれています。その中でも長子により代々引き継がれてきた名家に伝わる伝統料理、両班(ヤンパン)の名家に伝わる気品と受け継がれた真心が食する者の心を癒してくれます。 |
上は前菜「大地の恵みの生野菜」生しいたけ、ばってんなす、アイスプラント、さやえんどう。何れも素材の良さがそのまま感じられる、思わず「大地の恵みありがとう!」という言葉が出てきます。中でもアイスプラントの食感は初体験でびっくり。
右は惣菜8品 手前左よりサキイカ、青のり大根酢、ほうれん草ナムル、白菜キムチ、たらこ、牛肉の醤油煮、カリカリウメなど。 |
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丁寧にお料理の説明と食べ方を教えてくれます。美しい韓服でした。 |
3種類のジョン 白いのは長芋、丸い可愛いチヂミ |
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チャンプチャプチェ いろいろな野菜のナムルを牛肉や春雨と混ぜ合わせた韓国の代表的料理。 |
牛肉ノビアニ焼き、ノビアニは朝鮮王朝の宮廷料理であり、両班(両班=貴族)の家や料亭で食べられていたのだとか。他にはニンニク、舞茸が添えられていました。
焼いたお肉がさめない様にコンロに乗って出てきます。 |
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海鮮チョンゴル 真っ赤なかにの甲羅が見事!チョンゴルとは寄せ鍋、スキヤキという意味だとか。
とこぶし、ホタテなどが野菜と共にたくさん入って、良い味が出ていました。 |
お釜で出てきたのは雑穀釜飯、
どのお料理も素材を生かした薄味で、韓国料理から思う辛さは殆ど感じない上品な味付けでした。甘いと思ったかぼちゃのお粥、大地の恵みの生野菜なども素材そのものの甘みがしっかりと舌に残ります。 |
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お料理ですっかり満足の私たち、写真を写し、味わい、おしゃべりしてととても忙しいテーブルでした。二度目だと落ち着いて味わえるのかしら?
デザートは柿のシャーベット。柿そのものの味でおもしろかった。甘いお茶と共にご馳走様でした。 |
お手洗いに行きました。御影石の洗面台、かわいいお花が迎えてくれました。 |
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高矢禮の総合プロジューサーは、Jung,Ku-Hoさん、コンセプトデザイン、インテリア、食器、韓服のデザインまでプロジュース。
フードアドバイザーは、Han,Bok-jinさん韓国宮廷料理の人間文化財ファン・ヘソンさんの三女として英才教育を受ける、全メニュー監修。 |
ゼネラルアドバイザーはBae,Yong-Joonさん、かねてより心の中で温めていた韓国伝統の食文化への思いを高矢禮で実現、コンセプトデザインから積極的に参加してきた。
右は1階レストランの壁の文様、喋々が飛ばしてあります。 |
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久しぶりの友達との楽しい会食で心も体も温かくなりました。ホテルに帰りテレビ兼用PCを楽しみました。 |
翌日会った友達から頂いたかわいい鎌倉のお菓子、バラのケーキです。 |
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そして京急に乗って、上大岡へ、面白いオブジェの立っている駅前からタクシーで我が家のお墓参りに行きました。 |
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途中、大都会のビルの前に真っ赤な着物を着た六地蔵さんが立っていました。 |
冬とは思えない穏やかで暖かな昼下がり、ゆっくりとお墓に参ることが出来て、心が落ち着きました。 |
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夕陽がまさに沈もうとする羽田空港です。今日も一日、良い天気でありがとう! |
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大分の自宅に帰ってきました。寒い寒い冬ですが、庭の梅が咲き、昨秋、植えたスノードロップが可憐な花を咲かせていました。寒さの中にも確実に春が近づいていることを感じました。 |