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2003年10月23日:長湯温泉へ吟行
秋も深まってきました。久し振りの俳句教室の吟行で長湯温泉にやってきました。
お食事処に荷物を置かせて貰って早速、吟行に出かけました。最近出来たというラムネ温泉で試飲?です。
長湯温泉は芹川沿いの温泉場。周りの木々も紅葉してとてもきれいです。

川に添ふ老舗の湯宿櫨紅葉

芹川には、カモがたくさん遊んでいます。
のんびりと水と戯れるカモたちを見ているとこちらまでのーーびりとした気分になってきます。
長湯温泉の名所の一つ、カニ湯はこちらです。
矢印に従って、川に下りましたら、カニ湯がありました。
なかなかこのカニ湯に入る勇気のある人は少ないでしょうが、皆さん、手をつっこんでいきます。温泉です、温かいです。
昔この芹川に大きなカニが住んでいて、美しい娘を嫁に欲しいと思ったとか、そんな伝説が書いてありました。
カニ湯の側の休耕田では、かわいい犬蓼の群落が赤いじゅうたんのように広がっています。
昔、この長湯を訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻の夫婦歌碑が老舗旅館の前に建っていました。
放浪の俳人・山頭火の句碑もあちこちにある、昔から文人にも愛された長湯温泉です。

見事な秋空に柿が美しい!
お食事処に帰ってきて、まずは、昼食です。長湯名物の「ヤマメの空揚げ」がシャリシャリととってもおいしかったです。

ごちそうの締めは一口新の蕎麦
お食事の後は、俳句を作ります。
そして、投句。
皆で選句、そして、合評会をしました。以前にも訪れる機会の多かった長湯温泉も、ゆっくりと歩くととても趣のある光景が多くて、とても良い俳句がたくさん出来た一日でした。