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2003年8月29-30日:別府湾会議

新しいコミュニティ・ネットワークの姿50年後のネット社会とは?
一日目:大分全日空ホテルオアシスタワー
二日目:ソフトパーク内・ソフィアホール
ハイパーネットワーク社会研究所設立10年を振り返る「別府湾会議」。
12時半、控え室に本日のスピーカー集合。
分厚い資料集を頂いて、自己紹介タイム。海外ゲストもアメリカ、フランス、韓国からと多彩です。

アメリカからのラインゴールドさんとは久し振りの再会。「元気にしてましたか?」とよく覚えて下さっていました。「ようこそ大分へ」とご挨拶。
会場前ロビーには続々と参加者が来られています。
セッション1
われわれのビジョンとリアリティ グローバルな未来ビジョン
会場は5階の大きな孔雀の間、私も、指定された席に着きました。早速セッション1のはじまり。
広瀬県知事の挨拶です。左はハイパーネットワーク社会研究所の宇津宮先生、右はハワード・ラインゴールドさんです。
司会は会津さんと凍田先生、テーマが画面に出されています。
基調講演は第一回(1990)目の日出会議、1995年にも出席されたハワード・ラインゴールドさん最新の著書を見せながらのお話「スマートモブズNext Social Revolution」です。
私の隣の席ではコアラ社長尾野さんが「ウェブログ」で早速、会議の模様を製作中。
私たちの後ろは、コアラ社員の是永さん、水谷さんがレポート中。
ロの字型にテーブルが並んでいる会場の中央には大きなディスプレイが置かれていてどこからでも、スクリーンが見えるようになっています。
基調講演二人目は「ビッグアップルでのNYCwirelessとWi-Fi」ニューヨーク大学のアンソニー・タウンゼントさん。

右は三人目の講演者「韓国の電子自治体と電子民主主義」韓国世宋研究所の高選圭さん。
セッション2
われわれの想像力を問う ネット社会これからの10年、20年、、50年
冒頭は、いつもこの会議のキーワードを提示してくださるハイパーネットワーク社会研究所の公文俊平先生「共進化するコンピューターと智民たち」先生のお話はいつも楽しみです。
コアラの尾野徹社長の「コアラから見えてきたもの」市民のボランティアで始まったパソコン通信コアラが、行政一体型、やがて株式会社になり、また市民活動型NPOを加えて、といつもの早口でヴィジョンを話されます。
「地域に生きる市民として」というテーマをもらって私も15分話しました。とても50年後を見据えることは出来ませんでしたが、少し先の希望は述べさせて頂きました。
私の隣の日経デジタルコア・坪田智巳氏は別府湾会議皆勤です。「ネット社会の到達点と重い課題」は考えさせられる内容でした。
ユーディット代表・関根千佳さんはいつも素敵なお話をされる私の大事なお友達です。テーマは「ネット社会とユニバーサルデザイン」
討論の後は、自治体・官庁からの方々による電子政府の展望のお話があって、恒例の全員での記念写真になりまsた。再会したラインゴールドさんは、今回も素敵な靴をはいてきて、見せてくれました。自分で色をつけたんだそうです。
カメラマンは別府の三宅さん、高い高い脚立に登って何枚も写されました。
私も夫に記念写真を写してもらいました。
交流会
未来ビジョンを熱く語ろう!
さあ、18時から3階の紅梅の間で交流会です、指定席になっています。大分県IT推進室の首藤博文氏、坪田さん達と同席。
宇津宮先生が別府湾会議は8回目、今回で一つの区切りを迎えます、と挨拶されました。
その後、広瀬知事や遠来のゲストの方々で鏡割り、大分市民代表で尾野氏と私も加えていただいて、初体験の鏡割りをしました。

その後、知事の音頭で乾杯!
私のテーブルの会津さん、坪田さん、関根さん、凍田先生です、とても楽しいおいしい交流会でした。
セッション3
スマートモバイル社会 未来はケータイとワイヤレスが開く?
<ウェブ、ブログ、モブログ・・・>
交流会の後フランスからのゲストダニエル・カプラン氏のフランスの事例の報告、そして、ネオテニーの伊藤穣一さんの「世界を変えよう日本を変えよう」というモブログの話とスタンフォード日本センター所長の仲村伊知哉さんのやり取りがとても楽しかったです。今回もいろいろ新しい刺激を頂く別府湾会議です。
2日目ソフトパークのソフィアホール
セッション4:地域ネットの現実と展望
司会は右からインフォーメーションコーディネーターの杉井鏡生さん、凍田先生、藤野さん、

今日もたくさんの方が熱心に参加されています。
生活者・地域コミュニティの自立と活性化「街中公衆無線インターネットプロジェクトみあこネットとライフサイクル」日本サスティナブルコミュニティ・センターの高木治夫さんのお話が興味深かったです。
「生活を楽しく、ゆたかに」地元の事例としてシニアネット大分の小森満冶氏、別府八湯竹瓦倶楽部世話人・後藤幸彦氏のお話。
「地域ネットと市民参加~オープンコラボの試み~」ハイパーネットワーク社会研究所の豊島慎一郎氏から報告があり、メンバーでもある夫もコメントを。
意見交換は、昼食をとりながら、ということで私も大急ぎでお弁当を頂きました。
意見を出されているのは、コアラ会員でもあり、UFJ総合研究所の高橋明子さん。お隣は関根さん。
セッション5
まとめ

予定された全てのプログラムが終わりました。宇津宮先生が別府湾会議としては今回でお仕舞ということを話されています。
経済産業省の牧内勝哉氏が始めて参加した感想と総括を話され、公文先生の総括、会津さんの別府湾会議を振り返り、今後を考える提案がありました。

(会場の多くの方がノートパソコンを使っていますので、床はケーブルがたくさん這いまわっています。

二日間にわたる別府湾会議の裏方を勤められたハイパーネットワーク社会研究所の皆さんです。本当にお疲れ様でした。
さあ、また大分でこのような集まりが開かれるでしょうか?また集まりがありましたら参ります、という言葉を残して皆さん、帰られました。
希望者はこの後、エクスカーションで津久見に向かわれました。
私は発表を無事終えることができ、ほっとすることが出来ました。