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2003年8月22-27日:夏の終わりに
8月の下旬を迎え残暑厳しい日々が続いています。

そんなある日の午後です、今から私はあちこちに出かけます。JR大分駅のカボス椅子に腰掛けて電車を待ちました。
やがてソニックが入ってきました。
ソニックは車内の色遣いがとってもユニークです。これは床のじゅうたんです。

小倉からは新幹線に乗り換えました。
まずは一人暮らしの母の待つふるさと龍野に行きました。

翌日、ノンビリと母と今は亡き父の写真と一緒にお茶を点てて頂きました。
花の大好きな母です、門の周りも草花で一杯です。夕方、私は散歩にでかけます。
兵庫県龍野は国木田独歩ゆかりの町です。実家のすぐ近くには独歩の先祖の墓所があります。
その前を流れる十文字川です。昔は半田用水と鶏籠山からの流れが十文字に交差していたそうで、こんな名前がついています。「どちがわ」と呼びます。
小京都と呼ばれる静かな龍野です。長い白い土塀が続きます。
いつもお醤油やお酒でお世話になっている昔ながらの造りのお店です。
お店の前の溝はこんな溝蓋です。童謡の「赤とんぼ」で有名な三木露風のふるさとでもある龍野です。
宮本武蔵も龍野とゆかりがあります。このお寺で修行したとの伝説があります。
龍野は薄口醤油で有名です。夕日に照らされている醤油の工場です。
揖保川の流れです。日中は鮎釣りの人たちがたくさん川に入っていました。
揖保川と鶏籠山、この景色はいつまでも変わらないで欲しいと思います。

揖保川を渡った所に、私の生まれた家があります。今は家の真中に道路が出来てしまったので、家は道路の両側に少しずつ残っているだけです。
母が元気で安心しました。翌朝、私は姫新線の本竜野駅から上京します。
本竜野駅のホームの待合室の壁も赤とんぼが描かれています。
姫路駅から新幹線に乗りました。
姫路を出てすぐにビルの谷間に姫路城が見えました。昔はもっとよく見えていたのに、ビルが並んで何だかちょっと寂しい姿に見えてしまいました。
やっぱり新幹線は速いです。もう名古屋です。昔名古屋に住んでいた時にいつもお世話になった名鉄電車の赤い車両がとても懐かしかった。
東京では少し時間があったので、息子の家に行きました。恭代さんがおいしいマドレーヌを焼いて待ってくれていました。二人ともとても元気そうでした。
夕方、友の会の研修会場の日本青年館に行きました。
ホテルの窓から見ると、今日は野球の試合があるので、たくさんの人が行列をしていました。
二泊三日の研修も後少しで終わりです。
3時過ぎに研修が終わりました。

羽田空港にやってきました。羽田空港のビッグバード開業10周年とか、大きくてきれいな飾り付けがしてありました。
いろいろ考える機会をもらった研修会、元気な母や息子達に会えた今年の夏の終わりの旅でした。