English
2003年2月7日:関根千佳さん講演会
梅の花
暦の上では立春も過ぎましたが、空気はまだまだ冷たい、
でも、我家の梅は満開、春はもうすぐです。
今日は大分大学にやってきました。
インターネットの世界で活躍をなさっている(株)ユーデッド代表の関根千佳さんの講演会です。
校舎
講演会演題 別府湾会議、湯布院などがご縁で親しくして頂いている関根さんは、誰にでも使いやすい情報機器をとその支援技術の普及またコンサルタントとして大活躍をされています。
受付です、大分大学の学生さん、教職員、また福祉関係者・機器開発関係者、一般市民といろいろな方が聴講に訪れています。 受付風景
関根さんの著書 あるMLで関根千佳さんからご著書の紹介を受けて、早速読みました。今日はこの中からのお話がたくさんあるそうで楽しみです。

岩波書店から『「誰でも社会」へ』(関根千佳著)
会場では関根さんがパソコンの起動中です。 パソコン
会場風景 あれれ?たくさんの人が集まって、何やらちょっとバタバタとした雰囲気です。
違うパソコンを起動してどうやら、プロジェクターから投影出来たようです。
ヤレヤレといった顔の関係者の皆さんです。
会場風景
センター長山岸先生挨拶 今日の講演会の主催者の大分大学福祉科学研究センターの所長・山岸先生の挨拶。
「インターネット、パソコンを毎日使っている人?」たくさん手が挙がりました。「では、パソコンは簡単と思う人?」殆ど手が挙がりません。

何故、難しいんでしょうね、もっと簡単だと良いですね、と関根さんのお話が始まりました。
講演中の関根さん
講演中の関根さん 日本の事例、外国特にアメリカの事例などを挙げながら、ユニバーサルデザインとはどういうことなのか、と分かりやすく話して下さっています。
誰でもが使いやすいということがユニバーサルデザイン、ととても分かり易く話して下さっています。
超高齢化社会を迎えている日本こそ、今、ユニバーサルデザインの重要性を感じて取り組むべきと力説された。
講演終了後、お話に感動した方々が次々と話していかれる。
関根さんと聴衆
懇談会風景 別室で懇談会があるというので行きました。
コーヒーとお菓子を前にして、皆さんが講演の感想や、質問を次々出しています。
情報福祉科の学生さんが「何を学んでよいのか良くわからなかったが、自分に面白いことをしていくことが大事とわかった」との声に、大きく頷かれる関根さんでした。
いつでもどこでも誰でもが情報を等しく受けることの出来る社会となるために、先ずは自分に何が出来るか、出来ることから一歩踏み出したいと思った講演でした。
懇談会風景
翌日の夜は湯布院に、「ゆふいんML」のメンバー有志が集まって関根さんたちとゆっくりとお話をする機会がありました。ネットでの意見交換が地域づくりへと広がっている事例を湯布院を通してみた場合はどうなのか、ということで、湯布院という町の大きさからすると、ネットより会合やFAXのほうが浸透しており、MLは、外部との連絡として使われている、また観光業におけるHPを始めとするIT利用の状況など話は尽きませんでした。