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2001年11月20日:秋晴れに誘われて「綾町」へ
飛び込みでお世話になった宮崎県児湯郡西米良村村所の民宿「いっせい」です。

二階の物干し場にはたくさんの干し柿がぶら下っていました。
外は一面の霧です。

ご主人の「どうぞくれぐれも気をつけて」という声に送られて朝、8時に民宿を出ました。
くねくね道をどんどん登って振り返ると西米良村は雲海の底に見えなくなっていました。
今年最後の紅葉の美しい、しかし、谷沿いのスリルのありすぎる道です。

「紅葉街道」と名づけられている九州山脈の中央部を走る自然林一杯の道です。
ダムにやってきました。湖面からもしきりに蒸気が上がっています。この橋を渡りきった所を左折して綾町へと向かいます。この道も本当に細くて、クネクネの道でした。
綾町に入ったときは、正直、ほっとしました。前から一度来たかった所です。
満開のひまわりに迎えられてびっくり。
綾町の馬事公園にある花時計、世界一だそうです。またロープの塔が作ってあり、早速子どもにかえって遊びます。
復元された綾城です。

綾城は14世紀に足利尊氏の家臣の細川氏が山城を構えたのがはじまりです。

ここ綾町の歴史がよくわかる展示がしてありました。
綾町を支配する人は次々と変わったけれど、変わらないものがある、それが人々の生活、その中で受け継がれてきた「手の技」
それを今に伝える工芸館がいろいろありましたが、ここは、染色館です。
藍染めを始め、織物、染色ととても美しい作品が出来上がっていました。

これはかいこの繭で作ったお花。
また少し車で走って、「大吊り橋」にやってきました。
「世界一の歩く吊り橋」だそうです。長さ250m高さ142mあります。とっても頑丈に出来ていますが、それでもやっぱり恐い、下を見るとクラクラします。後ろには見事な照葉樹林の山が続いています。ここは日本一の照葉樹林帯として有名な所です。
次にやってきたのは「酒泉の杜」綾ワイナリーです。早速、ワインの試飲。
「杜のビール工場」でバイキングの昼食を食べました。ビールの醸造器を見ながら出来たてビールを飲みました。
しかし、運転する夫が飲めなくて気の毒!
そこで「雲海」焼酎の試飲販売のお店で1本おみやげに買いました。
午後2時、いよいよ帰途につきます。

高鍋から国道10号線を走ります。途中で日向のきれいな海をみながら走ります。
いかにも南国という風景もあります。
やがて、日が西に傾く頃、大分県に入りました。宇目のけんか橋です。

三重町からは夕方のラッシュにあいましたが、7時前無事に我が家に帰りつくことが出来ました。

秋晴れに誘われてブラリのつもりのドライブが思わぬ長距離ドライブになりましたがいろいろ珍しい所へ行ってとても楽しい二日間でした。