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2001年4月11日―12日:別府のホテルに泊まって別府の探検
別府のホテルの多くが最近はホームページを持つようになってきています。

料金形態がルームチャージ式のホテルをインターネットで見つけました。
早速インターネットで申し込みました。

私達が大分に転勤でやってきて住むようになってすぐに別府の町へ遊びに行きました。その時からこの大きなホテルは知っていましたが、泊まるのは勿論初めてです。

最近、リニューアルオープン、とてもきれいなホテルです。
この亀の井ホテルは、「別府観光の祖」と言われる油屋熊八が1911年に別府にやってきて開いた「亀の井旅館」を前身とする由緒あるホテルです。
広々としたロビーですが、夕方は台湾、韓国、(そして勿論日本各地から)の観光客で溢れ返っていました。
大浴場で寛いだあと、夕食です。このホテルはいろいろなシーンで食事を楽しむことが出来ます。私達は今回はカジュアル気分、リーズナブルなファミリーレストランに行きました。
コーヒーがお代わりで何杯でも飲めるのでご機嫌です。

夕食後、外へ出てみますと観光客を運んできた観光バスが何台も止まっていました。
ホテルの裏道に行って見ました。とても静かで大きなお屋敷が続いています。

ほんのりと白く見えたのは、桜でした。
下を見るとこんなカラフルなマンホールの蓋がありました。「フラワーシティBEPPU」竹とツツジが色鮮やかに描かれています。
慣れない履物でちょっと足が痛くなりました。温泉の後は、こんなホテルのぞうりで歩いていました。
今度はホテル内の探検です。ロビーにきれいな額がかかっていました。
別府鳥瞰図(大正13年制作)吉田初三郎作と書いてあります。
中央上に聳えているのは、由布岳です。もうちゃんと登山道があります、その頃から既に多くの人が登っていたのでしょうか?

左下には金鱗湖が描かれ、青い囲みで「亀井ホテル別荘」と書かれています。
由布岳の真下には別府温泉街が描かれています。中央の青い敷地が「亀井ホテルです。

手前は別府湾、その青い囲みには「亀井食堂」と書かれています。
平野資料館館長の平野芳弘さんの写された「別府の原風景」なつかしの旧別府港の写真集です。

上段には昔の写真、そして下は今の写真が展示されていて変化の様子がよくわかります。
この港は大型船が発着し、チャップリン、バーナードショー、ヘレンケラーなども訪れているそうです。
マルトウ物産提供の「源氏甲冑」が飾ってありました。これを見た外国からのお客様はきっと喜ばれることでしょう。

柱には今週末から開かれる「別府アルゲリッチ音楽祭」の赤いフラッグがかかっています。
今度はホテル2階の売店の探検です。温泉まんじゅう、別府名産ざぼん漬け、竹細工、招き猫などいろいろ楽しいお土産で一杯です。
3階には大浴場があります。そしてその近くには「100円ショップ」まであります。
100円ショップでお客様に一番人気があったのが、「韓国あかすり」でした。一人で買い物籠に一杯買い求めている方もありました。
若い人に大人気のゲームコーナーもいろいろな機種が揃っていました。
ホテルのフロントに絵葉書が置いてありました。

油屋熊八さんは色々新しい発想の持ち主で「別府観光の祖」と言われています。日本ではじめての観光バスガイドを作ったり、温泉マークを考案したりしています。絵葉書にそんなことが書いてあります。


記念のスタンプを押して母と息子達に出しました。
私達の部屋は最上階の17階、目の前に別府湾、高崎山が見えました。
フロントで「べっぷ散策コース」のチラシをもらったので、少し歩くことにしました。

ホテルを起点に別府カトリック教会、児童館、紙屋温泉、友永パン、平野資料館、竹瓦温泉、鶴田屋こて絵、など戦災に会わなかった別府の町を地図を片手に歩きました。
昔、網元だった鶴田家の恵比寿さんと鯛のこて絵です。

私達の歩いたコースは大正・昭和の盛り場を現在に残す「路地裏散歩コース」という別府観光の街づくりグループが推奨するコースです。
迷路のような細い路地裏に、思いがけないレトロな雰囲気がただよう別府でした。別府は奥が深いぞ、また訪れたい、と思った2日間でした。

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