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2000年4月18-22日、雨のアリス・スプリングス・脱出編 by Mie |
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![]() | 19日、雨のアリス・スプリングス二日目です。トッド川を見に行きました。いつもは殆ど干上がっている川に濁流が溢れています。 |
| 私たちのここでの計画、二日目夕方の「キャメル・バック・ライデイング」と言ってらくだに乗って散歩をしデイナーを頂くツアーも、三日目朝に予定していた「アウトバック・バルーニング」熱気球に乗って朝日の上るのを見るツアーも雨で中止になりました。 | ![]() |
![]() 4日目の朝、いよいよ「エイヤーズ・ロック二泊三日のツアー」出発です。天気予報は芳しくありませんが、決行しますという電話をもらっていましたので、朝早く準備をしてホテルまで迎えに来てくれたバスに乗りこみました。そして、トッドモールの営業所に寄りましたら、エイヤーズ・ロックに通じる道路が洪水で決壊しているので、中止と決まりました。ほぼ満席だった観光客は営業所で払い戻しを受けています。私たちも仕方ありません、払い戻しを受けて急遽予定を変更して明日、アデレードに帰ることにしました。 |
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![]() | 営業所での諸々の手続きが終わるのに2時間近くかかりました。バスで荷物をホテルまで運んでもらうことにしました。他の人もホテルへも行くので乗っていますと、先日見たトッド川は、ますます氾濫しています。 |
| テレビでもアリス・スプリングスのストームによる大雨のニュースを流していました。5日間滞在しましたが、雨具が手放せず、青空を見ることもありませんでした。エイヤーズ・ロックに行くのを本当に楽しみにしていましたが、アボリジニの聖地であるエイヤーズ・ロックに登ろうと思っていたことが悪かったのかもしれません。 | |
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22日、 とうとう、予定より早くにアリス・スプリングスを発つ日になりました。雨の為に殆ど町を見ていないので小雨を幸い出かけました。 ここは、ビリーコートヒル、アボリジニの人たちの聖地と書いてありましたので、入るのを止めました。 |
| こちらの丘は町の北にあるアンザックヒルです。頂上に国旗が立っています。 | ![]() |
![]() | 登って見ました。四方、町がよく見渡せますがやはり雨雲が垂れ込めています。前方の、山の間の切れ込みギャップという所を出るともう道の両側はステップ地帯、そして空港に通じています。 |
![]() 頂上には記念碑が建っています。弟一次世界大戦の時にオーストラリアとニュージーランドの連合軍がトルコへ軍を送って勝利を納めた記念碑です。今はそれ以後の戦争の記念碑にもなっています。当時はアデレードから軍事物資を送り出す重要な基地となったアリス・スプリングスだそうです。 |
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![]() 洪水で道路は封鎖され普段は干上がっているトッドリバーが遊歩道まで氾濫をしています。これではどこへも行けないのも仕方がないと思いました。 |
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| 大きなガムツリーです。このトッドリバーにはこのような立派な木がたくさんあります。このあたりを描いた風景画には必ずこの白い幹のガムツリーが描かれています。 | ![]() |
![]() いよいよ朝10時、空港行きのシャトルバスが迎えにきました。残念ですが、トランクを持って「撤退」です。まだ雨が降っています。とうとう太陽を見ることなしに去ることになりました。このギャップを抜けるとアリス・スプリングスの町ともお別れです。 |
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![]() | やはり道路の両側はあちこち水が出ています。 |
| 空港へ通じるメインスツリートも所々、冠水し車は大きな水しぶきを上げて走っています。もっと雨が続くと空港へも行けなくなるところでした。 | ![]() |
![]() | アリススプリングスの空港です。またまた売店で買い物をしてしまいました。空港の建物の床に作られたモザイク模様もアボリジニの文様でとてもきれいです。 |
| 何の為に来たアリススプリングスか分からなかったけれど、自然現象ですから仕方ありません。自棄酒ならぬ、また来ようとビールで乾杯、息子や母に絵葉書を書いて送りました。 | ![]() |
![]() 雨の降りこむテラスです。日焼け止めクリームもサングラスも役に立たなかったなーなどと思いながら座っています。雨に打たれながら飛行機に乗りこみました。乗員が「楽しかったですか?」と聞いてくれましたが、ウー―ン返事に困りました。 |
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![]() アデレードに近づくと雲が切れて下がよく見えるようになりました。ああ、青空ってこんなだったんだ、、6日ぶりの青空に感激です。 |
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アデレード初日に泊まったウエストレイクのホテルにまた帰ってきました。今度は5階の部屋です。テラスから見るウエストレイクがまぶしくてたまりません。 何だか疲れましたが、予定を変更して無事に飛行機にも乗れホテルも予約できて本当に良かったと思いました。エイヤーズ・ロックには是非また行こうと二人で話しました。 |