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2000年2月27日、大分県一日ドライブ・久住、竹田、朝地、直入  by Mie
大分入り3日目の塚本さん、今日は私たちと一緒に「大分県を見て歩こう!」ということでやってきたのは、久住高原です。強い風が冷たくて、早々に車に逃げ込みましたが、「九州って思ったより寒いね」と塚本さんです。

雪をたくさん被った久住連峰が雪雲に覆われています。

次にやってきたのは、竹田市の「道の駅・水の国のわくわく農園」大分の食材の種類の多さと新鮮さにびっくりをされています。セリ、生しいたけ、カボス、ふきのとうなど夕食のために買いました。またほっかほっかの「イモ餡ゆで餅」は車に乗って早速、食べました。何だか懐かしい味だな、、と気に入って頂きました。
インターネットを駆使してお仕事をなさっている塚本さんですが、子どもの頃?から続いている趣味が無線だそうです。

無線のメーリングリストも主催されていて、一度そこから依頼を受けて、私たちがレポートをしたことのある朝地町の無線資料館にやってきました。
既成の高価な機械より、手作りの素朴な機械が気になるようです。こんな風にして作ったことがある、と懐かしそうに見ている塚本さんです。

「どこかに僕の投稿した記事ものってるんだがな、、」と言いながらずらりと並んだ無線の本をいろいろと見ておられました。

無線資料館を作られた小代隆徳さんの家は明専寺というお寺です。お寺の本堂を出ると、目の前に雪を被った久住山が飛び込んできました。今日は生憎と小代さんがお留守で残念でした。

次に、大分県朝地町の生んだ偉大な彫刻家・朝倉文夫を記念する「愛の園生・朝倉文夫記念公園」にやってきました。静かな館内にたくさん並べられた彫刻、女性像、猫などの動物像、男性像、窓からの緑と青い空と共に鑑賞するのはとても心が静まります。公園に作られた流れに春を感じました。
まわりは、静かな冬枯れの林です。立春が過ぎたとはいえ、大分の山間部はまだまだ冷たい風の中でした。
    
しかし、園内に植えられたたくさんの白梅・紅梅は見事に花を咲かせています。一重、八重といろいろな種類の梅です。
    
園内のあちこちには、「大分アジア彫刻展」の作品が展示されています。これは第3回大賞受賞の埼玉県戸田祐介さんの「人間は神を捨て去ることが出来るのか」という作品です。スチールの長いパイプのようなものが大石にくくられています。赤く塗られた中をのぞいて見ました。向こうから緑の山と青い空が美しく見えました。
こちらの作品は岐阜県・今宮訓さんの「集積」という作品。黒い瓦のようなものがたくさん円状に巻かれている作品です。
マレーシアのRamlan Abudullahさんの作品「GROWTH」銀色の円錐がまだまだ天に向かって成長し続けているといった気分が出ています。

正直、こういった抽象の作品はよくはわからないのですが、青空の中にあるということは、とても見ていて気持ちが良いものですね。
藁屋根に白い梅の古木、なんともいえない日本的な風景で思わずパチリ!
園内を散歩していると、「陶芸小屋」という案内がありました。登っていってみると、こんな立派な登り窯が築かれていて、側の建物の中では、数人の方が陶芸を楽しんでおられました。
   
大分に来て、旅の終わりはやはり温泉です。今日は長湯温泉にやってきました。ここは直入町温泉療養文化館「御前湯」です。直入町はドイツの温泉療養の町バーデンバーデンと姉妹都市、何となくそんな香りを漂わせた建物と温泉になっています。入り口には「飲泉場」が作られていてちょっと酸っぱい炭酸の多い温泉を飲むことが出来ます。

この御前湯は長湯温泉町を流れる芹川に添って建てられています。芹川の川岸には古くからの温泉旅館が並んでいます。そして露天風呂からは川のせせらぎの音を聞くことが出来ます。温泉にはサウナや低温炭酸泉風呂もついています。
ドライブの疲れを温泉で癒し、仕上げは「はい。乾杯!」です。やっぱり大分はいいな、、、、と感じる一瞬ですね。

大分県一日ドライブを終えて、我が家に帰ってきました。今夜は大分の自然の食材を使っての「みぞれ鍋」です。その時、「ピンポーーン」日田に来月開業するサッポロビールの工場から、初出荷と書かれたビールが届きました。なんとタイミングのいいことでしょう。
早速、新鮮なビールで「乾杯!」をしました。大分特産の生しいたけをさっと焼いてカボスをジューッと絞ったり、フキノトウを刻んで舐め味噌に入れたり、セリを刻んでみぞれ鍋をくぐらせて食べたり、名水で出来たお豆腐をカボスをかけて食べたりと大分の自然の食材を堪能して頂きました。
竹田の道の駅で買ってきたスイトピーを部屋に飾りました。たちまち春が来た我が家です。

塚本さん、今日も大分を楽しんで頂けたでしょうか?


2000年2月28日、大分駅でお見送り   by Mie
塚本さんの大分での休暇も今日でおしまい。今から大分駅へ行ってお見送りです。記念に我が家の前で写真を撮りました。
大分駅の「大分一村一品」売り場でいろいろおみやげを求められる塚本さんです。

ニューヨークの自宅で今度は家族の皆さんと大分の味を楽しんで下さることでしょう。

どうぞまたいつでも大分にいらして下さい。さようなら。

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